今日は大事な会議の日! こどもたちだけでこっそりひらかれる、『こども会議』がはじまります。
「今日のお題は、『おこられたときはどうしたらいいか?』です」
「わたしは、ごめんなさいってあやまるのがいいと思います」 「でも、コラーっていわれると、こわくてごめんなさいっていえなくなっちゃうんだよね」 「泣いちゃうのはどうかな?」 「笑ってごまかすのは?」
ああでもないこうでもないと、意見をたたかわせる子どもたち。 ところがだんだん話はそれて、パパやママが怒るとどんなふうになるか、お披露目大会に――!? そのうち、どっちのパパやママが怖いかでけんかまではじまっちゃって、会議はしっちゃかめっちゃか!
おとなになって、親から怒られたときの気持ちなんて、すっかり忘れてしまいました。 怒ったときのママは、ほっぺがぷくーってふくらむ妖怪みたい! いやいや、口から火を噴く大怪獣だ! 怒られているとき、こどもたちから親はこんなふうにみえているのかと思うと、ちょっと悪いなあとも思うけど、なんだかかわいくて、ほほ笑ましくもあり――
スーツ姿の子どもたちが真剣に会議をする姿がかわいくて、おとなも笑顔がこぼれてしまう、たのしい一冊です。
さて、なんとか議長が場をおさめ、議論は再開。 そして出された、おどろきの結論とは!?
満場一致の即可決! ごめんなさいとすぐにあやまるより、効果あるかも? あざとい? ずるい? それでもきっと、ママやパパだって大賛成! ほんとはおとなに秘密の会議、こっそりのぞいてみてください。
(堀井拓馬 小説家)
スーツを着た子どもたちが集まって「こどもかいぎ」が始まります。
今日の議題は“怒られたときはどうしたらいいか”。
それぞれが思う、こうしたらいいという意見を出し合いますが、
話は違う方向へ逸れていき…。
子どもも大人も共感! 真剣に意見する子どもたちが可愛い絵本です。
園の5歳児クラスで読みました。
自分の意見を発表したり、
自分以外の意見を聞いたり、
園でもそういう話し合いの時間は大切な経験です。
タイトルの『こどもかいぎ』には、子どもたちも興味津々。
表情豊かな子どもたちが描かれています。
絵本に登場する6人の意見には、
「ぼくも、そう思う!」と共感したり、、
「え〜っ!」と感嘆したり、
「うちのお母さんはな・・」と話し始めたり。。
お話に登場する子どもたちと一緒に、
お話を読んでいる子どもたちも考えているですよね。
親子で一緒に、このお話を読み聞かせすると
また新たな発見もありそうです。 (アッコちゃん♪さん 50代・その他の方 )
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