野原の真ん中で、りっぱなたてがみのおとうさんライオンと、ももんちゃんと同じくらいの背丈がかわいいあかちゃんライオンと、ももんちゃんがお食事をしています。 まるいテーブルを囲んで、おとうさんライオンとあかちゃんライオンは、ハンバーグをガツガツガツ、カツカツカツ。そしてももんちゃんは、おにぎりをもぐもぐもぐ。 ライオン親子はあっという間に食べちゃって、あかちゃんライオンは「あ〜〜〜ん」とお口を大きくあけます。するとももんちゃん、残りのおにぎりをあかちゃんライオンにあげちゃいます(あら、やさしい!)。 そしてこんどは、ももんちゃんが「あ〜〜〜ん」。 おとうさんライオンとあかちゃんライオンはももんちゃんのお口のなかをのぞきこんで・・・(なんて言ったかというと?)・・・ヒントは、あかちゃんのお口のなかのかわいい「あれ」ですよ。あれ!
裏表紙ではおかあさんのおひざにころんと寝転がって、ハミガキしてもらっているももんちゃん。 「おしょくじをしたんだって」「のこりのおにぎり、あげたんだって」と子どもたちに話しかけるように読める、語り口も魅力。 全編、心をきゅーっとつかまれる場面だらけ。見どころはここ!と選べないくらい。ももんちゃんのかわいさに脱帽!の「ももんちゃんあそぼう」シリーズ9冊目です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
もぐもぐ、おにぎりを食べるももんちゃん。すると、あかちゃんライオンが、あーんしたんだって。
このももんちゃんの絵本の語り口は
「〜したんだって」というもの。
これが心地よかったです。絵本を読むというより、普段話しているときのようなテンポがえられたこと。
そしてももんちゃんがかわいかった♪
このかわいさをぜひ読んで味わって欲しいです。
この本を読んでからハンバーグ屋さんにいったとき、3歳の娘はお父さんに「ベロンして」とお皿を差し出していました。ちゃんとおぼえているんだな〜と思った瞬間でした。 (はぐぶ〜さん 30代・ママ 女の子10歳、女の子8歳、女の子3歳)
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