ほげちゃん、またまた怒ってます。 でも、隣にいるのは誰かな?
青いカバ……じゃなくて、くまのぬいぐるみ「ほげちゃん」が大活躍する人気シリーズ第4弾!今度のお話のはじまりは、ゆうちゃんの初めてできたお友だち、ひろくんの家にお呼ばれするところから。ほげちゃんも一緒です。そこには知らないおもちゃがいっぱい。
「おやつの時間まで、外で遊びましょう」
ゆうちゃんたちが近所の公園に出かけると、ほげちゃんは、ここぞとばかりに隣のロボットに向かって叫びます。
「この へっぽこロボット!」
あらあら、ほげちゃん口が悪い。続けて、おひめさまやヒーローのお人形にも、ぬいぐるみにも次々とちょっかいをかけるのですが……みんなじっとして動きません。
「ちぇっ、つまんないの。いいよ、ひとりで遊ぶから」
ほげちゃんが一人ではしご車を乗り回していると!? そこから起こる大ハプニングは絵本を読んでからのお楽しみ。だけど、いつの間にか彼らは一致団結、なんだかとってもいい雰囲気です。ゆうちゃん達も気が付かない、おもちゃの知らない世界。だけど、もしもこんな風に彼らなりに友情を深めているのかもしれない、なんて。想像するだけでもワクワクしてきます。
お友だちができてよかったね、ほげちゃん。 見返しには、またまた「すごろく」付いていますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ゆうちゃんが、初めてできたお友だちの家にお呼ばれしました。ぬいぐるみのほげちゃんもいっしょです。そこには、知らないおもちゃがたくさん並んでいました。興味津々のほげちゃんはちょっかいを出してみますが、みんなじっとして動きません。「ちぇっ、つまんないの。いいよ、ひとりで遊ぶから」とはしご車を乗りまわしていたら、ドン! お人形のお城にぶつかってしまいました。すると、いきなり悲鳴があがり……! お行儀のよいおもちゃたちも、ほげちゃんのやりたい放題にとうとう堪忍袋の緒が切れたのです。ほげちゃんを追って部屋じゅうをかけまわり、大声で叫んで、手当たり次第ものを投げて……挙げ句の果てには、ほげちゃんと一緒にちょっとした「ズル」をしてしまいます。でも不思議。みんなの顔は、なんだかとっても楽しそう。本気でぶつかりあいながら、おもいきり遊ぶ。それは大人が介在しない、子どもの世界。ほげちゃんにも、初めてのお友だちができました。大人気ほげちゃん絵本の第4巻。見返しに、ふたたびすごろくのおまけがついています。
ほげちゃんシリーズ、全部読みました!
今回のほげちゃんもやりたい放題、悪いこともします。
潰れてしまったケーキを、他のおもちゃたちと一緒に食べてしまうことを提案するほげちゃん。
「なんと悪い提案!」と思いましたが、これをきっかけに他のおもちゃたちと友達になります。
イタズラを一緒にした者同士、親友になるとまでは言いませんが、案外悪いことも一緒に共有すると、友達になりやすかったりするのかも…と思いました。 (ちびっこおばちゃまさん 30代・その他の方 男の子3歳)
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