毎日の楽しみ、夜ごはん。 子どもの頃、夕方になると今夜は何かなとワクワクしました。
うれしいごはんも、「えー またー」と思ってしまうごはんも、材料はぜんぶ、いろんな道をたどって家に来たものばかり。 accototoさんによる絵本『いただきまーす』では、魚がどこから来たのか探っています。
お父さんが料理するフライパンの上には、魚が3切れ。 そう、3切れ。3匹ではありません。 だれが切ったのかと聞く男の子に、スーパーで買ってきたからスーパーの店員さんが切ったのかなとお父さんは答えます。 さらに魚の来た道をさかのぼっていくと、スーパーの前は魚市場、魚市場の前は漁師さんの船、そしてその前は、海。 海で卵から生まれた魚は、どんな風にして大きくなったのか想像するお父さんと男の子。 魚は自分より小さな魚を食べ、その魚もまたもっともっと小さな魚を食べ……。みんな、何かを食べて生きているんですね。
一切れの魚でも、その魚の命だけでなく、その魚が食べた魚たちの命も一緒にいただいてるんだと気づかされます。 今夜の晩ごはん、ちょっと違う気持ちで食卓に向かい合えそうですね。
(近野明日花 絵本ナビライター)
きょうの ごはんは おさかな。「このおさかなは、いったいどこからきたんだろう?」お料理するおとうさんと一緒に、おさかながやってきた道をたどって、食への理解を深めれば、最後はもっと食べることが好きになる!そんな食育えほんです。
最近、acototoさんの絵本をよく読んでいます。絵が可愛らしいのが子供たちに人気です。
こちらは、食育を意識した?本かなと思いました。いただきまーす、と食べるその前の魚に思いを馳せて命をいただくことを伝えられる一冊です。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子1歳)
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