内容紹介よんでもらうたのしさから じぶんでよむよろこびへ はじめてのひとりよみにぴったりのシリーズです。 「ライギョのきゅうしょく」「ザリガニさいばん」に続くドーナツいけのおはなし第3弾! 1匹だけしっぽが短いオタマジャクシのお話。 しっぽの短いオタマジャクシのタマは、かけっこでいつもビリ。 運動会の日、みんなはタマを助けてあげようと前からスタートさせます。 でもタマの本当の気持ちは?
著者紹介 ■阿部夏丸(あべなつまる) 1960年、愛知県生まれ。少年時代はカエル釣りチャンピオン。今でも糸の先に赤い布をしばりつけてウシガエルを釣ったりする。著書に『父のようにはなりたくない』など。 画家紹介 ■村上康成(むらかみやすなり)1955年、岐阜県生まれ。少年時代はザリガニ釣りチャンピオン。フーセンガムでもいっぱい釣ったけど、やっぱりトノサマガエルのあしはすごい。絵本に『なつのいけ』など。
子供が学校の図書室から借りてきて知りました。
読んでいて私のほうが感動し、また深く考えさせられました。
しっぽの短いめだか君をいたわるにはどうしたらいいんだろう?
めだかたちは考えます。そして、名(迷?)案を思いついた。
息子にどう思ったか聞いてみたら「途中のスタートの場面が嫌だった」
といってました。
彼なりに、その結論には違和感があったのかもしれません。
大人の私はお話の終わりでジーンときました。
平等ということの難しさ、人の気持ちを推し量るということの大切さを
子供なりに考えるきっかけになったと思います。
大人にも読んでほしい一冊です。 (きゃべつさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子4歳)
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