ねこがいるのか、いないのか。ただそれだけ!
バケットやリコーダーなどの思わぬところから、ただ、ただ、ねこが現れる絵本です。シンプルな展開と言葉の繰り返しが、子どもたちの笑いのツボを刺激します! 斬新すぎるラストにも注目です。
作者は『ぱんつさん』(ポプラ社)で日本絵本賞を受賞した、たなかひかるさん。『サラリーマン山崎シゲル』(ポニーキャニオン)の著者としても知られています。
神出鬼没なねこがクセになる、著者渾身の「頭は良くならない絵本」です。
『ぱんつさん』や『すしん』など、シュールでユーモラスな作品を作るたなかひかるさんの作品が大好きなので、こちらも読むのが楽しみでした。
「ねこいる?」の問いかけに、ページをめくると「ねこいる!」「ババーン」と隠れていたねこたちが出てきます。
その思いがけない感じと、勢いが凄くて笑えます。
大人も大いに楽しめる絵本です。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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