おいおい ねてるのか?『めをさませ』【NEXTプラチナブック】

「うっとりねてたら・・・・ おちました」
あららら、だいじょうぶ? 目をつむったまま落ちてるよ。寝ているの? おーい、めをさませ! そのままだとやばいぞ!
縦開きの絵本の画面の中をどんどん落ちていくのは、なんだか可愛いらしいいきもの。三日月の上でうとうと寝ていたら、うっかりそのまま落ちてしまったようなのです。はらはらしながらページをめくっていくと。
「ん? おちてる?」
はっと目を覚ました「ぼく」。落ちながら、大事なことに気がついたようです。確かにぼくは落ちている。でも、ぼくは。
落ちている時は気がつかないのかもしれない。でも、誰かの声が届くといいね。彼みたいに自分に気づくといいね。さあ、きみも。めをさませ!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

うっとりねてたら・・・・おちました。 なにやらかわいい生きものがどんどんどんどん落ちていきます。 まわりはハラハラ。 おーい めをさませ!そのままだと やばいぞ! 「はっ!」と目を覚ました「ぼく」は気づきます。 なにしろおちるんです。だからこの絵本は縦開き。 みんなも自分に気づくといいね。そんな絵本です。

本の開き方がおもしろい絵本でした。
月から鳥が落ちてきましたが、なぜか飛ばずに、真っ逆さまに落ちていく!!
星やコウモリが声をかけても落ちていく。
「死ぬぞ」の声に反応して、ようやく鳥は目を覚ますというストーリーで、「死ぬぞ」という言葉に反応するのは、大人も子どもも変わらないんだなぁと思ってしまいました。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子5歳)
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