夏休みのある日、ジャネッタは、おかあさんと一緒におじいちゃんの家を訪ねました。田舎の古ぼけた建物やラバにジャネッタは居心地の悪さを隠せません。星がまたたきはじめ、おじいさんとお母さんとジャネッタはポーチの階段に座って話をします。「庭に、星がおちてきたのも、こんな夜だったな」とおじいさん。おかあさんは、またばかな話、と言うけど、ジャネッタはおじいさんの話にすっかり夢中です。次の日、おじいさんと魚釣りに行きジャネッタは「魚語」を理解できるようになり、ラバとも仲よしになります。そうしてみんなに名前をつけてあげるのです。「おまえさんがくるまで、わしらは、名前もなくて、どうやって暮らしてたんだろうな」「私にも、それがふしぎなの、おじいちゃん」
同じ作者、同じ絵で、訳者が違う。
こんなかたちで絵本を読んだことがないのですが。
作家も絵かきも同じであれば、残りは訳者しだいだと感じました。
「家」が「ところ」に変わり、「流星号」が「星のきらめき」に変わり、その他にもネーミングの上で、作者らしさを出しているように思いました。
絵もストーリーも同じ人物なだけに、訳者勝負だと思います。
ところで『おじいさんの家』では、スズメバチだったのがただのハチとなっています。
この違いは大きいように思うのですが。
ちなみに『おじいさんのはモニカ』では、マルハナバチとなっているようです。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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