康介は、おじいちゃんと日の出を見ることにした。雲が赤くなってきた。思わず息を止めた――。朝はすべての生き物に訪れる。平和で朝を迎えられる幸せ……。伝えるおじいちゃんとお日さまに、感謝の気持ちが広がる。
朝日が出るまでの空気感や空の様子が、すがすがしいです。
日の出を外で見たことのある人は、
あの感覚を思い出させてもらえると思います。
昇った後の、一日が始まる、動き出す雰囲気もよいです。
「お日さまは、生きているすべてのものに、
生きる力を与えてくださる」
「この地球に住んでいるすべての人々に、
平和な朝がきますようにって、おいのりするのさ」
震災後の今、全ての人に等しく与えられるもの。
暖かな太陽の光がふり注ぐことが、こんなにありがたいなんて。
昇る太陽に、こんなに希望を感じ、
救われる思いを感じる日が来るなんて。
本当に、悲しくなってしまいます・・・
でも。こうして絵本からもパワーをもらい、
すすんでいかなくては。
平穏の幸せ、家族と一緒にまた一日を迎えることができた幸せを、
日々感謝していきたいとおもいます。
子供たちの反応は・・・。
ぎろんと光る太陽が、シートをあてたら見やすくなった、などのページもあったせいか、
9歳の息子は科学絵本を読んでいるような捉え方をしていました。
「戦争がないって、幸せ」ととらえる康介くん、
仏教観のようにも感じるおじいちゃんの言葉が、
子供にどう伝わったかはわかりませんが・・・
大人は科学絵本以上のものを感じられると思います。 (るぴいさん 30代・ママ 女の子11歳、男の子9歳、男の子5歳)
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