行商のおじいさんの馬車を引く,もと消防馬のマックスは,火事の半鐘を聞くと,じっとしていられません.困ったおじいさんは,ある日いいことを思いつきました! ユーモラスであたたかい,美しい絵本.
曽祖父のエピソードから紡がれたストーリーのようですね。
馬車が主流だった時代の、バーモントという町でのおはなし。
行商人のレヴじいさんは荷車を馬にひかせていたのですが、
その馬が老化で使えなくなり、代わりにやってきたのが、
元しょうぼう馬のマクシミリアン、通称マックスだったのですね。
ところが、前歴が染みついていたマックスは、行商中も、消防の鐘に反応、
暴走してしまうのですね。
そのハプニングがたっぷりと描かれます。
のどかな行商風景だからこそ、そんなハプニングも、みんなおおらかに受け止めていますね。
マックスの注意をそらすためのアイデアはなるほど、です。
バイオリンの音色もまた、物語にスッと溶け込んでいます。
やや込み入った、古き良き時代のストーリーなので、
小学生以上くらいからでしょうか。 (レイラさん 40代・ママ 男の子20歳、男の子17歳)
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