アメリカ同時多発テロを経験した作者がえがく希望の数々を、世界中の美しい写真とともにおくる、心に響く写真絵本。
この本に描かれている希望は、まさに絶望感からの心の復興とでもいうような希望である。
同時多発テロの悲惨を経験したからこそ、著者の言葉のさりげない一言がとても重く伝わってくるのである。
写真絵本の中に取り込まれた子どもたちの表情をよく見ていると、けっして明るくはない。
まさに心を開こうとしている一瞬。
もしくは心を開けないでいるまなざしが自分を見つめている。
だから「きぼう」の言葉が響いてくるのです。
よく考えたら「希望」とは「望みがまれであったり、望みをこいねがうこと」
とても奥の深い写真絵本です。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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