このライオンの顔!説明なんかなくとも、作品全体に漂う気迫というものは伝わっているかと思います。 広がる大地を背景に、豊かで立派なたてがみ、大きな前足、鋭い牙をのぞかせながら堂々と佇む百獣の王。 うなり声や息遣いまで聞こえてきそうなその緊迫感あふえる描写に、目が釘付けになります。 一方、たくさんの動物が住む自然界の中でも極めて小さい存在なのがねずみ。 地面の片隅を、あちらこちらと駆け回ります。 あまりにも対照的なその2匹が出会ったとき・・・。 文章はほとんどなく、ガルルル、チュッチュッ、ザリザリザリ・・・擬音が効果的に耳に響いてきます。 「そうか、イソップのライオンとねずみはこんな物語だった」と、その物語の真髄が理解できるのです。 絵本って本当に素晴らしい、心底そう思える作品に出会えた幸せをかみしめることができる一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ライオンの背を、ねずみがうっかり駆け上がりました。ご恩返しはしますから、と命乞いするねずみを、鼻で笑って逃がしたライオンでしたが……。イソップの『ライオンとねずみ』を迫力のイラストで語る、2010年度コルデコット賞金賞受賞作。
アフリカに住む 動物たちの迫力! そこに住むちいさな ねずみやカエルたち
フクロウに捕まえられそうなねずみは 急いで逃げます!
迫力満点の描き方
逃げたところが寝ていたライオンの背中
ライオンに食べられる! 怖い!
チュウとなくねずみを逃がしてやったライオン さすが百獣の王 おおらかだな〜
しかし 人間の密猟者の罠にかかったライオン
ガオー ワオー ウワーオと大きな叫び声!
そこへあのねずみがやってきた そして ザリザリザリザリと縄をかじり ライオンを助けるのです!
ねずみは縄の結び目を くわえて 子ねずみたちのところに持ち帰るのです
お母さんねずみだったのですね
ねずみの姿は 母親ならではの 強さだと思いました
自分の命を助けてくれた ライオンへの恩返しかな〜
ライオンにも 家族がいて 子供のライオンがいたのです
文字のないこの絵本は すごい迫力で 私に迫ってきました
この絵本は 絵が語るすばらしさがあります!
すごく感動しました!!
表表紙のライオンの顔と裏表紙のねずみの顔
お互いの信頼感が 感じられるのです!!
(にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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