満月の夜、おさんぽにでかけたぴよちゃん。でも、誘おうとした友達は寝ているし、黒雲に月が隠され、あたりは真っ暗になるしで…。ぴよちゃんと一緒に「おやすみなさい」を言いたくなる、しかけが楽しい丈夫なボードブックは、寝る前の読み聞かせにぴったり。
ひよこのぴよちゃんシリーズの11月に出たばかりの新作です。ぴよちゃんが、いろんな動物に「おやすみ」を言うし、最後にぴよちゃんも寝てしまって「おやすみなさい」で終わるお話なので、本を閉じながら、「ぴよちゃんも寝ちゃったから、もう寝ようね。おやすみなさい。」と言って電気を消せるので、寝る前の読み聞かせタイムの最後の1冊にすると便利な本。いつもきれいないりやまさとしさんのパステルタッチの絵が、夜の描写なのでいっそうファンタスティックで素敵です。満月がとってもきれいで、お月見したくなります。水面に映った月を見て「おつきさまってつめたいの?」と猫に質問するぴよちゃんがかわいい! 「とってきてあげる」と姉御肌で水に飛び込む猫もかわいい! 娘はふくろうの目が光るシーンのしかけがお気に入り。しかけのすごさでは前作の『ぴよちゃんのおともだち』がすごく楽しくてよかったですが、『おやすみなさい』は、しかけというよりは、とにかく絵が素敵です。(もちろん、しかけもいっぱい入ってるんですが)読み手の私も癒されるふんわりやさしいイラストのタッチが母娘でお気に入りです。実はこの本、1〜3歳向けの本なので、5歳の娘には、内容が幼いかな?と思ったんですが、今、ひらがなとカタカナを読みはじめた娘が一人で読むのにちょうどよいレベルらしく、時々一人読みもしてます。(寝る前は私が読むのが定番ですが。今晩もこれで今さっき寝かしつけたところです。) (まゆすけさん 30代・ママ 女の子5歳)
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