朝6時、車庫に停まっているチンチン電車に運転手さんが乗り込みます。異常がないか点検。そして、出発進行! チンチン電車は、朝の市場の脇をすりぬけ、駅前からは通勤や通学の人を運びます。子どもたちやお年寄りも気軽に利用します。観光客も大助かりです。つねに人々の生活とともにあるチンチン電車は、マイペースでゆっくり街を行き来します。 かつては100を越える都市でチンチン電車は活躍していました。その後、自動車の普及に押されて、ずいぶん姿を消しましたが、今でも全国21の路線を現役で走っています。暮らしの潤滑油として、街に活気をもたらしながら走り続けるチンチン電車。おとなにも子どもにも親しまれるチンチン電車を、電車のしくみや運転手さんの暮らしぶりまじえて描きます。舞台となったのは長崎の街。坂の多い町中を上ったり下がったり走るチンチン電車と、街の人々との関わりをお楽しみください。
息子は電車が大好き。
この本は2歳には文章が多く、長いお話が苦手な息子にはちょっと早いかな?と思ったのですが、表紙を見せた瞬間に目を輝かせて夢中になり、読んでいる間も食い入るようにページを眺め、毎日何度も読んで!とせがまれます。
リアルな絵とお話と図鑑の中間のような内容も男の子ゴコロをくすぐるようです。 (ハレイタチさん 30代・ママ 男の子2歳)
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