読み始めて最初の方は、東京のチンチン電車(都電)が舞台だと思ってました。
でも、路線の周りの風景に山はあるし、交差するチンチン電車がやけに多いなぁなんて思いながら読んでいたら、なんと舞台は長崎!!
我が家は、2年ほど前に家族旅行で長崎に行ったばかり!
よくよく何度も見てみれば、見覚えのある街並みもあるじゃありませんか!
確かに、長崎の街中はたくさんのチンチン電車が走っていて、
すごく便がいいので、地元の人はもちろん、観光客もかなりの数の人が普通に利用していて、いろんなところに停留所があったっけ…。
この絵本を読んでいたら、そんなことを思い出しました。(乗車切符も安かった)
横溝さんの乗り物系の絵本は前から気になっていたのですが、改めて読んだのは最近です。
たくさんの乗り物好きなお子さんたちから人気があるのがわかった気がしました。
乗り物とか、町の風景とか、ものすごく丁寧で分かりやすく描かれてあるんです。
例えば、この絵本でいえば
「えきまえの ていりゅうじょに、れっしゃからおりた
つうきんや つうがくの ひとたちが やってきました。……」
のページの絵、これは《長崎駅》前ですよね?きっと!
この絵本の中の世界を歩いたことがあるんだと思うと、ワクワクしてきて、何度も読み返してして、子どもたちにも無理やり読み聞かせてしまいました。