「木にぶたがなってる!」前作の強烈なインパクトでまだまだ人気の「ぶたのたね」から20年。まさか続編が出るとは。 今度もぶたよりも足の遅いおおかみが主人公。佐々木マキの「やっぱりおおかみ」のニヒルなおおかみもいいけど、このおおかみは間抜けな感じがまたいい。この設定が普通思いつかないですよね。 前作はぶたのたねを地面に植えるけど、近作は鉢植えに植えて今度こそぶたをたらふく食べる事を夢見ます。この微妙な違いがたまらない。 さぁ、20年の時を超えておおかみはぶたを初めて食べる事ができるのでしょうか? この絵本の、さりげないストーリーなのに大爆笑してしまう感じを読んでいると、ナンセンス絵本というのはやっぱり選ばれた人しか描けないんだなぁと改めて思いますね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
今回もまた、走るのが遅いおおかみが大奮闘! 前回と同じくきつね博士から「ぶたのたね」をもらい、今度は植木鉢にたねをまき、せっせと育てます。 すると、つぎの朝には芽がでて、その次の日にはどんぐりくらいの「ぶたの実」がなり、さらにまた次の日には、ぶたの実はいちご位のおおきさに・・・。 はやく食べたい気持ちをぐっとこらえるおおかみ。(その姿のいじらしいこと!) さぁ、おおかみは念願のまるまるふとったぶたを手に入れることができるのでしょうか?!
だーい好きな「ぶたのたね」の第2弾!
それも 20年たってからの第2弾!
作者は20年間、あたためていたのか?
それとも ふと 思いついたのか?
昨今の絵本ブームにのっただけなのか?
真実は定かではありませんが、
さすが 20年目に発売されるだけのことはあります。
またまた ぶたより走るのが遅いおおかみくんが登場し、
またまた きつねはかせが「ぶたのたね」をくれます。
そして そのたねをまく おおかみくん。
「ぶたのたね」の読者なら、結末は予想できるよね?
がんばれ おおかみくん! あきらめるな! (おはるさん 30代・その他の方 男の子14歳)
この作品を紹介しているサイトを見る
>>> ユウchan「また ぶたのたね」
|