世界で3番めに大きな南の島・ボルネオ島のゾウたちの命があぶない
わたしたちが何気なく食べているポテトチップス、 毎日つかっているシャンプーや洗ざい・・・ これらがゾウたちの命をおびやかしているって、ホント? ――熱帯雨林の森がへっているボルネオ島の真実と、 わたしたちのくらしとのつながりを知る写真えほん。
ここは、日本の東京から南へおよそ4000キロメートルのところにある 世界で3番めに大きな島・ボルネオ島
ボルネオ島は、熱帯雨林にさまざまな生きものたちがくらす大自然の宝庫。
そんな熱帯の島と、わたしたちがふだんなにげなく食べているポテトチップスには、 実はとても深いつながりがあるのです。
ぞうたちの住処を、どうして人間が奪ってしまったのか。それは、自分たちの生活を良くするためでした。
ぞうたちの住処をアブラヤシのプランテーションに変え、そこからポテトチップスや洗濯用洗剤などを作ります。
ぞうとの共存が難しくなっていく様子がわかり、切なくなりました。
大事な命と引き換えに手に入れた快適な生活。
自分たちの生活は、たくさんの人々と、たくさんの動物たちに支えられて、犠牲にしているんだと感じる絵本です。 (こにゃららんさん 20代・せんせい )
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