きょうは七夕さま。 おじいちゃんが、大きな笹をとってきました。 おばあちゃんは白いかっぽう着にもんぺ姿。 おじいちゃんは麦わら帽子に、首にタオルを巻いています。 おかっぱ頭の女の子はチェックのワンピース。 小坊主さんにたこさん、ねこさん、みんなかわいい!
大きなテーブルで、皆でわいわい短冊を書いたり、かざり作りをしたり。 わつなぎ、さんかくつなぎ、ほしのあみかざり、あみちょうちん。 (「わぁ、小さい頃作ったなあ、懐かしい」と声をあげてしまいました。長野ヒデ子さんの作り方イラストは絵本の中にとけ込んで、とってもわかりやすいです)
笹にかざりつけをしたら、お風呂に入ってきれいになりましょう。 みんなそれぞれ浴衣に着替え、竹を半割にした流しそうめんの晩ごはんとスイカ。 天の川をながめながら、縁側で子どもたちは花火。大人はビール! くーっ、こんな七夕さまの夜、いいですねえ・・・。
日本の古きよき「七夕さま」を思い出し、子どもと一緒に「やってみたくなる」こと間違いなしの一冊です。 「ワンダーおはなし絵本」の中の一つですが、このシリーズの行事絵本は読みごたえのある素敵な作品が多いですよ。 他の行事絵本もあわせてご覧になることをおすすめします!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
七夕飾りをおうちで飾りますか?短冊に願いごとを書き、お飾りも作って、笹に飾りつけましょう。おばあちゃんが女の子とねことたこと小坊主に、たなばた飾りの作り方をていねいに教えてくれます。飾ったあとは、おふろに入ってゆかたに着替え、そうめんやすいかを食べながら、夜空の星を眺めましょう。七夕の一日をていねいに過ごすための方法が具体的に絵で描かれています。絵本を読んで、お子さまといっしょに、願いごとを書き、星に願いを届けてみませんか。
七夕のワクワク感がすごく出ていていいですね。大人が読むととっても懐かしく感じられます。子供たちは、年齢によって興味が有ったりなかったりだと思いますが、七夕を家族でも楽しめる、素敵な1冊だと思います。幼稚園を過ぎてしまうとなかなか七夕飾りなども作らなくなっていたので、この本はその意味でもおすすめです。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子6歳)
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