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かんのんさまにおまいりに行った帰りに拾った一本のわらしべ、めぐりめぐって長者になる心のやさしい男のお話。
一本のわらしべからなんという展開でしょう。
つまずいて手にしたわらしべから、貧乏な男が大屋敷を手に入れて長者になったというお話です。
そのスピード感と、有無を言わせぬ大胆な絵に圧倒されました。
この幸運は、観音様のお告げに従ったようなそうでもないような、男の潔さと偶然なのでしょうが、これだけ機敏に動けるなら、そもそも貧乏暮らしをせずにならなかったような気もしました。
表紙に描かれている豪華な絵と、中味の味わいの対比も面白いと思います。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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