どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
はたらくくるま しゅつどうします!(文溪堂)
のりもの好きな子大集合!
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この絵本を見ていると、「懐かしいね」と娘。 実は、娘が小学生の時の国語の音読で世話になったお話。 少年が、自転車をなくして想うこと。 それは、いかに今まで自転車と一緒にいたのかを、四季折々の風景と共に思い返しています。 そんな時に出会ったのが一匹のトカゲ。 自転車をなくしてしまったイライラを、八つ当たりでトカゲのしっぽを切ってしまいます。 後日、自転車も見つかって、しっぽが生えたてのトカゲと再会します。 「やい トカゲ、せっかく はえた しっぽ なくすなよ。」 今思えば、これは少年自身に言った言葉かも知れない。 (大切な自転車 もう なくすなよ。)って。 淡い色彩でかげろうのような絵が、読む人の想像性を引き出してくれます。 絵を楽しむことより、お話を聞いて自由に想像出来る小学生のお子さんにおすすめ。
投稿日:2022/08/20
小学2年生の娘に一人読みしてほしく見せましたが「読まない」と言われてしまい,親の私が読みました(笑)。 自転車をなくしてしまった主人公の気持ち心情が本当によく描かれている絵本でした! その気持ちを石を投げてトカゲにぶつけてしまう場面にはもしかしたら賛否両論あるかも知れませんが,人間ですから綺麗事ではなくそういう心境が行動に出てしまうことはあるのではないでしょうか。何かにあたってしまう,それはある意味人間らしいと私は思いました。最後はトカゲを想う気持ちにも主人公の成長が感じられていてよかったです。 イラストも味わいがありとてもよかったです! 我が家の娘にまた読むことをすすめたい絵本です。
投稿日:2018/09/25
自転車をなくした「ぼく」。 いつもの遊びができなくなり、日常がとてもつまらなくなったのでしょうね。 物悲しい気持ちが、文章からも絵からも伝わってきます。 遠い記憶を振り返って見ているような、絵だったと思います。
投稿日:2013/10/09
この絵本を読んで、とてもすがすがしい気分になりました。 軟らかな絵、自転車を失って気づいたさまざまな思い、そしてトカゲと少年の対話。 詩のような世界で、自分の中にスウッと入ってきます。 どこかで知っている話だと思ったら、息子が小学校4年だかの教科書で習った作品でした。 宿題でつっかえつっかえ家庭でくりかえした息子の音読。 作品を分析してみたり、短文を作ってみたり…。多分テスト問題にもなっていたような。 その時は、今回の叙情や感動を感じられなかったのですがとても良い絵本です。 絵本を見て、息子は話の良さと、授業で苦労したことと両方を思い出したようです。 私はこの絵本を絵と文とその中の事件、セリフを丸ごと受け止めたいと思いました。(テストに出されたら、先生の用意した答と違うかも知れない) それほど素晴らしい世界がここにあるからです。 読み終えてから、嫁さんは別の角度からこの世界を分析しました。 まわりに広場があって、いつも自転車で遊びに行ける安全があって…。自分の家のまわりにそんな自然があったら、子どもものびのび出来るのに…。 絵本にでてくる友だちはのぶちゃんだけですが、カバーにも友だちいっぱいでいつも外遊び…。 教科書から離れてしまいますが、私も同感です。 そうでなければ、トカゲのシッポをつかんだり、トカゲとお話出来ないでしょう。 この絵本、感動したら、子どもの教科書と比べてみて下さい。
投稿日:2009/08/01
昨年4年生の夏のお話し会で読みました。 自転車が“足”のギャングエイジの彼らには、自転車を無くした主人公の気持ちを、自分の身に置き換え聞いていたようです。 心ならずも、八つ当たりがトカゲに飛び火ならぬ飛び石して、しっぽが切れてしまった瞬間の静寂が何ともいえません。 自転車に乗っていた頃の、主人公の周辺の四季折々の景色が、本当に美しく描かれています。 少年の人生の中で、トカゲとのほんの一瞬の時間が、繊細な心象風景を交えつつ述べられています。 少年の気持ちの推移をくみ取り、読む事は難しかったかな?と思いましたが、後日立ち読みした、小4の国語の長文読解問題に掲載されていましたので、学齢的には選書は間違っていなかったかなと思います。
投稿日:2009/07/28
自転車をなくした少年と、八つ当たりでしっぽを切ってしまったトカゲとの出会いを、 自転車がなくあせる少年の気持ちと重ねて描いています。 絵本の全編を通した淡い色彩がいいです。読みながら、春先の晴れた日の実家の庭先によく現れていたトカゲをふと思い出しました。 淡い色彩のせいか、大人はノスタルジックな気持ちになります。 自転車が見つかった頃、しっぽが復活したトカゲに出会います。 少年の語りかけがいいですね。 抽象的な物語が苦手なうちの子には難しかったようですが、私は印象に残る絵本でした。
投稿日:2009/02/10
自転車をなくしたぼく。「ぼくは からっぽな せかいの まんなかに、ひとりぼっちで 立っている」という描写が、自転車をなくして行動範囲が狭まり友だちとも遊べなくなってしまったぼくの心を的確に表現していると思いました。自転車をなくした少年の鬱々とした心のうちを丁寧に描写しているところが素晴らしいです。 トカゲに八つ当たりしてしっぽを切ってしまうぼく。自転車が出てきて切られたトカゲがほくの前に現れた時のぼくの心情。前半はぼくのもやもやした気持ち、後半は自転車を取り戻した僕の嬉しい気持ち。気持ちの切り替わりがトカゲの存在で鮮やかに描き出されていると思いました。
投稿日:2007/07/19
自転車を 失くした少年。思わず 八つ当たりをして トカゲに、石を投げてしまう。しっぽが 切れた。少年のぶつけようがない切ない気持が 表れています。一ヶ月して見つかった自転車。トカゲは 見ていました。少年とトカゲが、遠い夏の日を 思い出させてくれました。
投稿日:2006/12/12
自転車を失くして沈む主人公『僕』の心理が トカゲの尻尾に重ね合わせて巧みに描写されています。 自転車と共に過ごした四季折々の日々を回想するシーンは 柔らかい色彩がとてもきれい。 自転車が見つかり 2ヶ月経ったある日、 『僕』は いつかのトカゲに再び出会います。 「せっかく はえた しっぽ、なくすなよ」 最後の一文がピリッときいて、後味がいいです。
投稿日:2006/05/09
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