読み聞かせボランティアをしていて、いろんな月齢の子どもに読んでいます。
最初にこの絵本のすごさを思い知ったときは、【2歳と4歳の姉妹】に読んであげたとき。声をあげてゲラゲラ笑ってもう大変。ページをめくるたびに笑いがとまらず、読み終わっても「もう1回」「もう1回」と何度も何度もリクエストされました。この絵本のすごさは聞いていましたが、身をもって実感した最初の体験です。
【保育園の0〜2歳児のクラス】では大型絵本で読みました。そこでもやっぱり大好評。園にも通常サイズの『もこもこもこ』はあるのですが、大きなサイズに子どもたちもびっくり!みんな文章もすっかり覚えているようで、ページをめくるたびに「もこっ」と大合唱が起き、みんな食い入るようにみつめていました。
このような体験を経て、今では私自身がすっかり『もこもこもこ』の魅力にとりつかれています。最初に絵本だけを見ていたときは、「この絵本のどこがそんなに子どもに人気なんだろう?」と不思議に思うばかりでしたが、子どもたちの反応に出会うと、理屈ではないことに気が付きました!
この『もこもこもこ』、言葉の持つ意味が分かるようになってくると面白さが分からなくなると聞いたことがありますが、前述の4歳の女の子も5歳をすぎるとだんだんと興味が薄れてきてしまいました。小学生になった男の子は、今では表紙を見ても「ふーん」という感じです(あんなに好きだったのに!)。本当に不思議な本です。
この絵本の面白さが分からなくなってしまう前に、ぜひ『もこもこもこ』の世界に出会わせてあげて欲しいと思います。