「どれもみーんなアントニオ！」 みんなの声

この作品は

第26回　いたばし国際絵本大賞

イタリア部門　最優秀翻訳大賞受賞作です。

みーんなアントニオ！

アントニオが誰といるか、何をしているか

それによってアントニオの立場が変わります。

両親といたら子供　先生といたら生徒

病院に行けば患者　お兄ちゃんといれば弟になる

そうそうその通り

お母さんになったり、妻になったり

私だって変化します。

アントニオがどういう男の子なのか

この一冊に盛り込まれていると思います。

何をしている自分が大好きですか？

そうやって考えることができそうです。

表紙が鮮やかな黄色がベースで

目に留まった絵本でした。

アントニオは自分です。
ごく普通の自分でも、立場が違うと、相手から見て子どもだったり孫だったり、友達だったり嫌な奴だったり、様々な関係になるのです。社会的に見るといろいろな肩書きで呼ばれたり、いろいろな所属だったりします。
あるいはいろんな役を演じているようです。
このように考えると、なんと多くの自分がいるようです。
なんだか素晴らしいことですね。

素敵な絵！
好き♪好き♪
イタリアの作家さんだそうです

いろいろな場面で
同じ「アントニア」ですが
その場所、対する人によって
いろんな「「アントニオ」になる

そうそう
ママだって、母の役割はもちろん
女性で、妻で、働いていれば職場での関係もあって
家族の中では・・・
サークル活動の中では・・・
幼稚園・学校では・・・
友達の中では・・・

ありとあらゆるシチュエーションと
その場の自分の「位置」

だからこその「自分」を考えさせられます

で、最後をどうするのかな？
と、とても興味を持って読み進めると・・・

へぇ〜
素敵です！！

自分という存在を意識させてくれる
素敵な作品かと

大人にもぜひ、読んでほしいです