昭和のにおいのする本…と言ってよいでしょう。
ぴいぴいサンダル履いてお散歩、ねこのみーこといぬのころたが一緒に
お友達になって遊びます。
これといって特別な何かをするわけではないちいちゃんのお散歩ですが、日常のお散歩ってこういうものなんですよね。歌を歌ったり、草を摘んだり、お腹がすいたらちょこっと持ってきたおやつを一緒につまむ。子どもの目線にたって描かれているような、だからこそ子どもが夢中になれる。
息子はこの本を読んだ後、お散歩していると、ちいちゃんの「らららんるるるん」と歌いはじめました。ちいちゃんのお散歩と自分のお散歩の風景が重なったのかな、と思います。
私が子どもの頃は、こんな本を読んでいたのかな、と懐かしい気持ちになれるような、やさしい絵本です。