小6の息子の教科書に、重松さんの別のお話が載っていました。
「そうだ、そろそろ重松清、読んでほしい」と思い、この本を選びました。
18編のショートストーリーなので読みやすいです。
少年を主人公にしたちょっと切ないお話なら
この人の右に出る人は今いないと思います。
転校、弟の手術などいろんな事を抱えながらもやもやとしている
少年たちの気持ちが痛いほど伝わってきます。
ナンセンス好きの息子にどうかと思いましたが、
何か感じるものがあるようで、毎晩読んでいるようです。
しかし、なぜ重松さんは大人なのに
こんなに子どもの気持ちのままでいられるのでしょう・・。
子供から青年へと差し掛かってきた年代に、親子で楽しめる一冊だと思います。