怖そうな表紙と題名を見て「歯磨き嫌いな息子にピッタリ」と読んでみたのですが、ちょっと違いました。
歯をみがかなかった主人公が夢の中で虫歯達とチームを組んで歯磨き粉と野球をする。むしばくんがバッターボックスに立っているところで目が覚めた主人公が本当の野球でホームランを打ち、『虫歯くんもホームランだ!』という内容なんですが、3歳の息子にはちょっと悪影響でした。
なぜなら、
第一に、むしばくんが優しすぎる。
第二に、ホームランを打つ前に主人公は歯に痛みを覚えるようなシーンがあり、その後『虫歯くんもホームランだ!』というので、きっと主人公は虫歯になってしまったのだと思うのですが、3歳の息子には伝わらず、「わーい、ホームランだ〜」と楽しく終わってしまう。
第三に、息子は(親の気持ちとは反対に)すごく気に入ってしまって10回以上読まされてしまった。
息子は「むしばくんって優しいんだね〜」・・・いえ、虫歯は「怖くなくてはならないのだ〜!!」
もう少し大きくなって、この本をただの物語と捉えることができた頃なら楽しく読めたかなぁ。