学校の本のボランティアを始めて6年近くになりました。
最近、新しい試しみとして、学校図書室内に、子どもたちへお薦めの本などを紹介する新聞を不定期で、張り出しています。
今の子どもたちの心に響く本、読んでおいて損はしない名作など、紹介したい本は山ほどあります。
今回はどんなお話を紹介しようかと、いろいろ手にしていて、この「とうふ屋さんの話」を読んでみました。
素直にいいお話でした。
実際、編集されている作品は1982年を皮切りに1980年代のもので、お話の中で描かれている町並みは、今の子どもたちにはちょっと想像しにくいかもしれません。
(近所に手作りとうふ屋さんなんてものもなかなか見ませんしね)
大人のくせに、好奇心旺盛でよく不思議なことに巻き込まれてしまうとうふ屋の主人が、高感度高いです。
短編集をまとめたものなので、寝入り物語に1話づつ読んでもたいした時間にはなりません。ぜひ一度お子さんたちに読んでもらいたいお話です。