「おねがいパンダさん」 ママの声

カラフルなドーナツを持って、ちょっとむすっとしているパンダが気になり、手に取りました。
「ドーナツ、いかがですか？」ペンギンに聞くのですが、ペンギンが「ピンクのやつ、くれよ」と言うと「やめときます。あげません」と後ろを向いてしまうのです。
いかがですか？と言っているのに、あげませんと繰り返すので、頭が？マークになってしまったのですが、最後まで読むと、そういうことか！とわかります。
意外と考えさせられるおはなしでした。

『PLEASE MR PANDA』が原題。
ドーナツというキーワードでセレクトしたのですが、
パンダらしくない、ちょっと微妙な表情に不安が募ります。
たくさんのドーナツの入った箱を抱えたパンダが、
「ドーナツいかがですか？」と言っているにもかかわらず、
誰にも「あげません。」という不可解な展開。
何とも不機嫌のような表情に、どうして？と謎が深まります。
みんなが、1個だけでも、複数でも、全部でも、要らないでもＮＧ。
そこに、逆さの体勢で登場した動物が、まさかの大正解の回答。
読み取るのはやや高度ですが、ある意味、至極シンプルな対応です。
なかなか奥深い作品です。

表紙からパンダさんの意味深な表情を感じますね。
とにかくパンダさんの表情が何とも言えないのです！（笑）
ここから本心を読み取るのはなかなか難しい！！（笑）
それを親子であーだーこーだと想像してみるのもまた絵本の醍醐味かも知れませんね。

パンダの絵本を読みたがった１歳8ヶ月の息子と一緒に読みました。難しい物語りではなく、色んな動物が出てくるので小さい子でも楽しめる内容でした。けど、何でパンダさんはドーナツ大嫌いなのにたくさん持っていたのかな？どうして他の動物にはあげなかったのかな？と謎が多い絵本でした。

「ドーナツいかがですか？」と勧めておいて、くれないなんて？？
なーんか、かんじわる〜い。

ただひとりドーナツを貰えたのは、ワオキツネザルさん。
…なるほど！
そういうことなのですね。

貰うなら、貰うなりのマナーがあるのです。
たいせつなことですね！

4歳の娘と読みました。

おいしそうなドーナツをたくさん持ったパンダさん。
いろんな動物たちが、ドーナツをもらいにきても、
なぜかドーナツをあげません。

最後の最後にやってきた動物にはドーナツをあげたパンダさん。
私と娘は、
？？？？？

でした。
なにがどうなの？

と、ここで側で聞いていた9歳長男がひとこと、
「コトバ遣いだよ！」


おおー！
言われてみれば！

人にお願いするときの態度！

ヒミツを暴いた息子の成長に感動すると同時に、
ん？
なんでそこまで分かってるなら
アンタの日頃の態度そんなに悪い？！

と思った私でした。

私も、このパンダさんの作戦、いただきます。

初めて読んだ時の感想は「？？？」
でもこちらのサイトで他の方のレビューを読んでやっと意味が分かりました！

2回目、子供に読むときは「パンダさんは、丁寧にお願いされるのが好きなんだよ」とちょっと説明してから読みました。子供も納得したようです。

以前から子供が寝る前に「ママ、水ー。」と言う事があり、
「水がどうしたの？」とその度に聞き返していました。
この本を読んでからは「ママ、水」と言われた時に「ママはパンダさんと同じよ」と言うと、その後は「ママ、水」の言い方はしなくなっていました。

パンダさんから「人に物を頼むとき」の礼儀を学んだようです。

パンダというと愛くるしいイメージなのに，このパンダさんはムスッとしててかわいさが感じられませんでした．

ドーナツいかがですかと言ってるのに，欲しいという動物達にあげないパンダさん．どうしてかな？と思ったら，丁寧に欲しいといったメガネザル（かな？）には全部あげました．
そういうことかと思いました．
口の聞き方って大事ですよね．誰かにあげる気でいても，乱暴にもらいにくる人にはあげたくなくなります．パンダさんの気持ち分かります．
３歳の息子にははじめよく分からなかったようでしたが，私が少し説明したら分かったようでした.

お店やさんって、いつもニコニコしてるのに、このパンダさんの顔、変だよね。｢あげられません｣って背中むけちゃった。
”普通じゃない”ところが、4歳の息子にはツボだったらしく、大ウケ！
一番最後にパンダさんが言った捨てゼリフみたいな言葉に、｢なんだよそれっ｣
｢ありえないだろ｣と、全身全霊でツッコミ入れてました。

文字が少なくて、小さい子（1、2歳）むけかな、と思いましたが、内容的には年中さんの息子にピッタリでした。

図書館でかわいいパンダのイラストに惹かれて手に取りました。
文字も少なく、イラストもシンプルで低年齢むけかな？と思ったのですが、最初意味が分からず、「うーん？？」となってしまいました。
「ドーナツいかが？」と自分からすすめているのに、「ドーナツくれよ」という動物にはあげないのですから。
でも、もう一度読んで、なるほど。
「くれよ」じゃなくて「ください」が正解なんですね。
説明がないだけに読み取るのが少し難しく感じました。