「紙の町のおはなし」 ママの声

世界の絵本作家たちの秀作を集めた、
“ちひろ美術館コレクション”から生まれた絵本。
表紙のこちらをぐっと見ている目にひきつけられ借りました。
紙でできた色鮮やかな町を、ピンクの髪のかわいい女の子が冒険します。
とても不思議で、これが芸術なのかなあ〜と感じました。
娘が気に入ったのは、”紙っておもしろい”というところ。
穴があいているところにセロファンでふたがしてあって、
さわったり、覗いてみたり・・・ちょっと芸術にふれました。

この絵本は紙でできた町を描いたお話でした。独特なキャラクターに独特な街、うちの子はこの独特の世界に引き込まれているようでした。町を覗いて見えるような仕掛けも途中にあったので、うちの子は最後まで楽しく絵本を見ていました。

挿絵が絵と写真とでできていて、一部は紙に穴をあけてあって、ラストは銀紙みたいなニセ鏡がついていて、意外性はあって面白い。

ストーリーはちょっとわかりにくいというか、起承転結の流れはとりあえずない。シュールな感じです。

大人の私はあまり好みではなかったのですが、娘がピンクの髪の女の子が気に入ったようなので３つ☆にしました。