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5件見つかりました
人間は植物を育てようとたねをまきます。でも実は人間以外もタネをまきます。それは風、小鳥、太陽、海、川、そして動物たち。みんな助け合いながら、自然の中で命を繋いでいることがわかります。 大画面に描かれた自然の景色が素敵でした。また見返し部分に描かれたたくさんのタネのイラストもよかったです。 訳者の梨木香歩さんのあとがきにも感動しました。
投稿日:2022/05/30
梨木香歩さんの本を読んでいて、この絵本を知りました。 とても素敵なたねたちの冒険(?)をワンシーンワンシーン、四季折々、いろんな方向から見せてくれる作品です。 絵本の場面の描き方が大きいので、線は細いですが、遠目はきくと思います。 植物たちにとって、自然の力や動物たちの動きはすべてたねの冒険へとつながっていたんですね〜。 邦訳者の梨木さんの後書きも面白かったです。 ぜひ最後まで読んでみてください。 子どもたちにはまだ読み聞かせはしていませんが、そのうち紹介したいなぁと、思いました。
投稿日:2018/09/03
『PLANING THE WILD GARDEN』が原題。 「たねをめぐる いのちたちのおはなし」という副題が魅力的です。 母子が畑で野菜の種をまいている姿から、「私たちはもっと広くて大きい庭に種まきしている」と展開します。 大風、鳥、太陽、雨、川、動物、そして人間。 あらためて、その知恵に驚かされますね。 多角的なアングルが添えられているのも、新鮮です。 ウサギとキツネの例は、その緊迫感も見所だと思います。 軽快なオノマトペも愉快です。 先日草抜きをしただけに、種たちの命を改めて実感してしまいました。 小学生くらいから、体感してほしいです。
投稿日:2018/05/31
みんな、生きているだけで、たねをまいているのだ なあと思ったら、なんだかすごくうれしくなりました。 たねをまくのは生き物だけでなく、風や、雨、太陽もそうです。 壮大で、力強くて、元気が出ます。 そもそも、「たねをまいて」「発芽して」「その植物が育つ」 ということ自体、元気が出ることですものね。 私は、どこでどんな風にどんな植物のたねをまいているかな。
投稿日:2018/01/31
「たねをめぐる いのちたちのおはなし」というサブタイトルが全てを物語っています。種をまき植物を育てるというのは、意識して私たちがやることです。けれど、それだけでなく、自然の営みの中で、風や動物や様々な者が種を運んで、植物が育っていくことに気づかされます。 そのことがとても丁寧に美しく表現されている本です。まず、本文を読んで静かな感動を起こします。あとがきを読んで、またさらに深い感動を起こします。 種はどうして移動して発芽しようとするのかということと、互いに協力しあっていることは人も同じだということ、離れたところで頑張っていると思うことでひとりぼっちと思わずにいられるということを知ります。 絵も文章も控え目な表現ですが、あたえる感動は大きく大好きな絵本になりました。
投稿日:2018/01/08
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