私にも、今でも大切にしているぬいぐるみがあります。
私が子どもの頃に、おばあちゃんが北海道旅行のおみやげに買ってきてくれたキタキツネのぬいぐるみで、かれこれ30年近く、ずっとそばに置いています。名前はキツネちゃんです。
小学校の頃は机の上に飾っていて、キツネちゃん用のマフラーをあんだり、首飾りをかけたり、着せ替え遊びの相手のような感じでした。
中学校に入ると、「今度のテスト、うまくいきますように」とかお願いする私の神様的な役割もこなしてくれました。
大学に入って一人暮らしを始めてからは、寂しさを感じるときでも、見守ってくれる家族がそばにいてくれるようでした。
長い年月が経つうちに、着ていた服は穴が開いて繕ってあり、きれいでかわいいぬいぐるみとはお世辞にも言えない見た目になってしまいました。けれど、やっぱり私の大切な相棒です。リビングの棚の上で、私や子どもたちを見守ってくれています。
ムムもしまちゃんのそんな存在になっていくんでしょうね。
ムムとしまちゃん、出会えてよかったですね。