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紙しばい屋さんって一度も見たことがありません。今でもいるのですかね? 紙しばいを読むだけでなく、お菓子がついてくるんですねー。 お話にプラスしてお菓子というのはこどもはうれしいのでしょうね。 紙しばい屋さんを知らない私もなんだかわくわくしました。 紙しばい いいなーと思いますが、正直やっぱりテレビって強いですよね…。
投稿日:2017/10/14
このお話は、紙芝居屋さんという今ではなかなか見ることのできない紙芝居の移動読み聞かせをやっているおじいさんのお話でした。若い時に紙芝居の読み聞かせをやっていたおじいさんが年を取って久しぶりにまた紙芝居をやり始めました。子供のころにこの紙芝居を聞いていた子供たちが大人になっても覚えていたのにも感動しましたし、おじいさんのために手作りのお菓子を作ってあげていたおばあさんのやさしさにも感動しました。
投稿日:2016/06/05
私は紙芝居屋さん終焉期に子ども時代を過ごしました。 テレビ普及時代に育ちましたから、気づかぬうちにその姿を見かけなくなりました。 さて、主人公のおじいさん、もはや紙芝居業を廃業していたようでしたが、思い立ってかつての町へ、自転車に紙芝居とおばあさんの作ってくれた砂糖菓子を載せ…。 町の様変わりに驚きながら、かつての自分の店開きをしていた場所で、独演を…。 懐かしい想いと、時代にのみこまれてしまった淋しい想いが読んでいて交錯し、読後しんみりとしてしまいました。 お話し会で紙芝居の台を使う事もありますが、この大切な「日本の子どもの文化」とも言えるスタイルは、お菓子はありませんが、こういう形でもやはり残して伝えていきたいと、改めて思いました。
投稿日:2009/10/31
うちは上の子も読みましたが、これはどちらかというと大人の絵本でしょう! アレン・セイ。いいですね~。 私はリアルタイムで、紙芝居屋さんを見た記憶はないのですが、 戦後、こんな風に子どもたちに接してほぞぼそと商売をされていた方が、日本にはたくさんいたんでしょうね~。 まだうちの子どもたちが小さかった時、 栃木県の子ども向けの小さいテーマパークで、 子ども達に紙芝居をやっていると聞いて、連れて行ったことがありました。 その時はどうも本職の人ではなく、 ボランティアのおじさん(それもあまり本気モードでない)か、 館職員の人っぽい方の、 何とも抑揚のないつまらない紙芝居で、ひどくがっかりしたのを覚えています。 今でも、こういうことを専門にやられている方はいるんでしょうか? いつか、「本職」といえる方に「黄金仮面」の紙芝居をやってもらって、聞いてみたいな~。 (余談ですが「黄金仮面」の紙芝居。読んだことある人いますか? 話が途中で終わっちゃっているんですが、めっちゃくちゃ面白いんですよ~) などと、この「紙しばい屋さん」の絵本を読みながら思いました。 それにこの絵本の中に出てくるおばあさんの作ったお菓子。食べてみたいですね~。一体どんな味がするんでしょう!?
投稿日:2009/10/16
どちらかというと、表紙のような紙芝居師が記憶にある 年齢向けかもしれません。 もっとも、私が住んでいる地区は数年前、奇跡的に 「やっさん」という紙芝居師が巡回していた時期があって、 私もそこで初めて街頭紙芝居なるものを拝見した次第。 もっとも、小さかった我が子たちは、その迫力に、 震え上がってしまいましたが。 老齢の紙芝居師が、久しぶりに街頭紙芝居を披露します。 そこに、回想シーンが入ります。 丁寧に描かれた絵が、とても臨場感たっぷりで、 ドキュメンタリー映像を見ているようでした。 老齢の紙芝居師夫婦の、静かな生活ぶりも垣間見えます。 今、読み聞かせの一環で行う紙芝居とはひと味もふた味も 違います。 伝統の紙芝居文化についてもきちんと学んでおきたいですね。
投稿日:2009/09/21
紙芝居やさんは私が子供の頃にはもうあまり見かけなくなっていたのだと思います。 多分、私の親の世代が楽しんだものでしょう。 でも何故か懐かしさを感じるのです。 紙芝居と共に子供の楽しみでもあった駄菓子のイメージがあるからでしょうか。 テレビの普及とともに見かけることが少なくなった紙芝居やさん。 この紙芝居やさんのいいところは、やっぱりテレビと違って、人と人との交流がそこにあることだと思います。 人との関わりはやっぱりいつまで経ってもちゃんと覚えているもの。 だからこの紙芝居やさんを懐かしく思う大人たちがしっかりといたのでしょう。 うつりかわった街並みとは反対に、いつまでも変わることのなかった子供たちの心に、ホッと心が温かくなる思いでした。
投稿日:2009/03/18
我が子は、口元にわずかに笑みを浮かべながら、紙芝居の台の引き出しからカラフルなお菓子を出そうとしているおじいさんの表紙に心惹かれたようです。 普段親しんでいる絵本に比べて落ち着いた絵を真剣な顔でじっくりと眺めていました。 読み終わった後、僕の所にも紙芝居屋さん来れば良いのにな・・・つぶやいていました。
投稿日:2008/11/13
昔懐かしいタイトルで選んでみました。 といっても、生の紙しばい屋さんを見たことは ありませんがその良さが伝わってくる本でした。 昔のように仕事をしてくるとおじいさん。 お菓子を作るおばあさん。 でも出ていくと、街並みはすっかり変わっていて。 その変わりようには冷たさを感じました。 果たして集まってくれる人はいるのだろうかと かわいそうな気持ちになりましいたが なんのなんの。 子供のころ楽しんだ大人たちが集まっていました。 紙しばいだけでなく、昔のいいものは どんどん受け継いでいくべきだなあと思いました。 最後のページでは心温まりました。 作者をよくよく見て、その事にも驚きでした。
投稿日:2008/09/25
最初、手に取った時は、大人向けかしらと思いましたが、 子供が自分で読んで「良いお話ね」と。 なにかしら、感じることがあったのでしょう。 我が家の子供達は、紙しばい屋さんを体験しています。 大阪の下町のお寺の一角で。 月に1度、タイムスリップしたような空間で催されます。 昔のように、水飴や、煎餅を買うのです。 演目がレトロで、継子ものなどは、次回に続くようになっています。 さっきまでゲームに没頭していた大きい子供達も、じっと見つめています。 その顔はみんないきいきとしています。 この絵本、街頭紙芝居を知らない世代でも懐かしい気持ちになるでしょう。 そして、暖かい気持ちになることでしょう。
投稿日:2008/05/10
この絵本は丁寧に読みたい絵本だと思いました。紙芝居屋さんのおじいさんと御婆さんがとても仲が良くて紙芝居をする事を二人して楽しんでいる所が素敵でした。お爺さんが持っていくお菓子を御婆さんが手作りするのはなんてうっとりする共同作業なのだろうと私の理想の夫婦の関係を見つけた気がしました。町の人も何年もたっているのにこの御爺さんの紙芝居を心の中で覚えていて楽しい記憶と一緒に何年ももち続けていたことはよっぽど素晴らしい記憶だったのだなと思いました。絵も言葉も極上でした。大切に読みたい絵本です。
投稿日:2008/04/27
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