「すてきなよるに」 ママの声

外見にコンプレックスを持っている、ヒキガエル、コウモリ、ドブネズミ、クモ。
みんなで集まって落ち込んでいると、ハイエナがやってきます。
ハイエナの言葉とサックスの演奏をきっかけに、みんなはいいことを思いつきます。

でも、急には成功しません。
落ち込んでしまったとき、またハイエナがサックスを吹いてくれます。

「自分たちが楽しければ、ほかのみんなに賛同してもらえなくてもいいじゃん！」
こんな気持ちになるのです。
自分たちが楽しめなきゃ、周りのみんなに伝わりません。

自分がきれいだ過信して、内面を磨かないのも、本当の美しさではないけれど、
自分が醜いと落ち込むばかりでも、内面も磨かれません。

自分を好きになることが、一番の自分磨きなのでしょうね。
ヒキガエルたちが生まれ変わって、これから素敵な夜が続きそうです。

ちょっと読んで、ずっこけてしまいました。
だって、私がこの絵本を手に取ったのは、ダンディーな動物たちの絵に
惹かれたから。そっか、この動物たち、自分が醜いことを気にしてたんだあ。
確かに、よく考えてみれば、見た目が悪い生き物たち…かもしれません。
いや、そうですね。

ハイエナがサクソホーンを吹くところ、響きが本当に聞こえてくるようで、
すごくかっこよかったです。みんな音楽を演奏するのかと思いきや、
カエルの得意なことは違います、がこれまた素敵！

いきいきと輝いている時、みんなにも魅力が伝わるのですね。
独特の絵が、雰囲気があって、本当に「素敵な夜に」って感じがします。
ただ、私がこの絵本で一つもったいないなあと思ったのは、絵が全部
横からの、同じような構図なんですよね。
それが、すごく単調で、最後ももう一つ盛り上がりに欠ける感じがしました。
文章の量は結構多いです。