作者の長谷川義史さんが、3人の息子さんの出産に立ち会ったときの様子を描いた絵日記。
もともとは出版する予定でなかったものらしく、それゆえ、肩の力が抜けたすごく自然な絵日記(記録)という感じがして、逆にリアルです。
父親の心境っていうの、旦那に聞いたところで、口下手な男の人はなかなかうまく表現してくれませんが、この本を読んでると、同じく2人の息子の出産に立ち会ってくれた旦那は、こんな心境だったのかなぁと想像できます。
「マラソン走りきった人と、道で旗ふってた人の違いみたい」と、出産の当事者になりきれない父親の少し寂しい気持ちも書かれていたり。
クスッと笑ってしまいますが、それでも、こんなに一生懸命出産と向き合った長谷川さんは、ほんとうに立派なお父さんなんだなぁって思います。
タイトルの「うんこのあかちゃん」も面白いですよね。
そのタイトルは、2人目の赤ちゃんが生まれたときのエピソードからつけられたんでしょうね^^