豆粒のようにコロンと描かれたこやぎたちが、なんとも子供の目をひきつけました。
元の「おおかみと7ひきのこやぎ」の話はたくさんの絵本がでているし、読み聞かせにもよくつかわれていることを考えると、こちらは名前や色分けされた洋服でこやぎのそれぞれのキャラクターが引き出されているので、よりコミカルな人形劇やこども劇になりそうだなと思いました。
親としては、こやぎに振り回されたオオカミが、くたびれ果ててしまう場面などには、(親自身がこどもに同様に振り回されるところを想像して)同情したくなりました(^^ゞ
我が家の子供は、元のお話を知った上で読んだ本なので、展開の違いも十分楽しめましたが、この1冊だけでも十分楽しめます。
1ページあたりの文字数が少ないので、3、4歳くらいのお子さんでも、展開の楽しさは十分伝わると思います。