楽しい♪〜楽しい〜♪
表紙をよく見ないで、読み進めていくうちに、あれ?どっかで聞いたようなお話だ〜。
読み終わって、もう一度表紙を見直し、サブタイトルを見つけました。
やっぱりね〜。と、笑いがもう一度こみ上げてきました。
南アフリカ出身のダリーさんが、西アフリカ、ガーナの人々の日常の暮らしをまじえ、サルマに起こった事件をユーモラスにテンポ良く描いています。
おばあちゃんに頼まれて、市場へおつかいに行くサルマ。
鮮やかな色目のお洒落ないでたちです。可愛い〜!
「まっすぐいって、まっすぐかえるんだよ。しらないだれかと、おしゃべりしちゃだめだよ。」とおばあさんに注意されたのに……。
調子の良い犬です。
軽〜いのりでサルマに話しかけ、トントント〜ンと自分のペースに持ち込む、性悪男に見えてきます。
でも、サルマの洋服を着ている姿は、笑えます。
全てを奪われ、サルマはおじいちゃんに助けを求めに…。
犬はまんまとサルマになりすましておばあちゃんの家へ……。
サルマの歌、太鼓やマラカスの音などたくさんの音楽が、陽気な南国の雰囲気を楽しく伝えてくれます。
1・2年生のお話し会で読んでみたい。
もちろん、サブタイトルは読まずに、読後にこどもたちに「何かのお話しに、似てない?」ってな質問をしてみたいな。