6年生の上の子が、国語の授業で狂言「柿山伏」を習ったので、
6年生向けにと思って手にとったのですが、
下の子がすっかりはまってしまいました。
題材は狂言なのですが、
狂言を知らない下の子にバカウケしました。
私も、狂言だということを忘れて話に引き込まれました。
不実な男に対して女も嘘泣きで対抗するお話、と言ってしまえば
そこまでなのですが、
何ともインパクトのある絵で、すっかり笑わされてしまいました。
狂言での原題は「墨塗(すみぬり?)」と言うらしいのですが、
絵本でのタイトルの「うそなき」というのが、いかにもわかりやすくて
結局最後はみんな顔中墨だらけで、笑って終わるというのも、
楽しい結末で子どもたちにもわかりやすくて良かったと思います。
こうして笑い飛ばしてしまえば、昼ドラのようなドロドロ感がなくて
子どもたちにも楽しめましたから。