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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり~ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

  • かわいい
  • ためしよみ

マックマウスさん」 ママの声

マックマウスさん 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2010年01月
ISBN:9784769020196
評価スコア 4.27
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  • 垣根のない性格

    「レオ・レオニ絵本のしごと展」を見に行ったのをキッカケに、レオ・レオニの作品を親子でたくさん読み直しています。ほとんどは読んだことがありましたが、こちらの本は未読でした。
    この絵本はシックで大人っぽい印象の挿絵です。岩や土の触感がすぐそこに感じられるような美しい世界でした。
    ある朝、突然ヒトの形になってしまったまちねずみティモシーが、自分を受け入れてくれる場所を探しにいくというお話です。
    街から逃げ出したティモシーは、草むらでのねずみたちに会うのですが、そこで出会ったスピニーというのねずみは、ティモシーに会った瞬間に「マックマウスさん」とあだ名を付けたり、「あなたもいっしょにすんでもいいんじゃないかな」と、全く垣根のない性格。野ねずみ免許を取るのに頑張るも、なかなかうまくいかないティモシーを、「げんきだして」と励まします。私は、このスピニーという野ねずみが、主人公のティモシーよりも、気になってしまいました。
    我が子たちも小さい頃は、知らない人にもどんどん話しかけたり、人と仲良くなるのが上手でしたが、だんだんと「違い」を意識するようになって、小学校3年生の長女などは、人によっては挨拶も恥ずかしがるようになってしまいました。私も人見知りなところがあるので、この絵本に出てくるスピニーのような垣根のない性格に、とっても憧れます。子供たちにはいつまでも、このスピニーのような素直なところを持ち続けてもらいたいと思います。

    投稿日:2013/07/08

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  •  最近、小2の息子が学校で「スイミー」を習っているので、レオレオニの他の作品も読んでいます。

     町ネズミだったティモシーが、ある日突然、姿が変わり、驚いて逃げ出すところから、お話が始まります。

     野ネズミたちと一緒に暮らすためには、テストに合格しなければなりませんが、どれも上手くいきません。

     でも、最後は町ネズミだった頃の智恵を活かし、見事に苦難から逃れ、野ネズミたちからも賞賛されて仲間に入ることが出来ます。

     読み終わって、息子は「どうして突然姿が変わったの?」とそれが一番気になるようでした。確かに、その理由は全く明かされていません。

     でもレオレオニにとって、そんな理由はどうでもいいことだったのかもしれません。
     
     人間社会でも、事故や引っ越しなどで、姿や環境が変わった時に、自分自身を変える努力、ありのままの自分を尊重する大切さ、新しい仲間との協調・・・色々なことを考えるきっかけとなりました。

     レオレオニの独特の色彩、谷川俊太郎の名訳も光っています。

    投稿日:2012/06/15

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  • 同じねずみだもの

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    街ねずみのティモシーはある日突然、黒い服を着た人間のような姿に変身してしまいます。驚いたティモシーは、街を出て走り続けます。
    そして、田舎の野ねずみたちと出会います。しかし、変な姿のティモシーをみなこわがります。しかし、スピニーだけは、自分たちと同じしっぽを持っているティモシーを受け入れてくれます。
    ティモシーは、野ねずみたちと一緒に住むために、野ねずみ免許の試験を受けますが、なかなかうまくいきません。
    そんな時、黒猫に襲われた2匹は、ティモシーの知恵と経験で助かることができました。
    たとえ、育ってきた環境が違っても、同じねずみ。それぞれの経験や知恵があれば、お互いにプラスになるようなこともあるかもしれません。
    人間だって、環境や見た目が違っても、同じ人間なら仲良くするべきですね。
    出来るだけ、サピニーのように壁を作ることなく人と接することが出来たらと思いました。

    投稿日:2020/06/20

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  • 人見知りしない人懐っこい子がクラスに1人でもいると転校生は安心するよね、と思えるお話でした。私自身は転校をした事がないので何とも言えないのですが。笑 変なかっこになったお陰で猫から食べられずに済んでよかったね!

    投稿日:2014/10/16

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  • 無事に合格

    図書館で借りてきました。
    レオレオニさんの作品を一つづつ
    読んでいるところです。

    今回も面白かったです。
    ベリーが食べられなかったり
    亀の背中に乗せてもらったり
    町のねずみらしいマックマウス

    でも危機が忍び寄るところでは
    町のねずみらしくネコをやっつける手法を知っていた!

    この二匹の今後が気になります。

    投稿日:2014/05/17

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  • 満員御礼

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子13歳、男の子10歳

    ”レオ・レオニ絵本の仕事展”で知った絵本です。
    原画を見ると、作者ともっと親近感がわきます。
    嬉しい♪

    町ねずみのマックマウスさんが、
    野ねずみの仲間になるまでのお話。

    マックマウスさんの、懸命な努力に応援!
    無事に歓迎されてよかったです。

    この絵本は、野ねずみたちがどのページにもたくさん登場。
    満員御礼☆

    野ねずみの活動場所が生き生きと描かれていて
    見ても楽しい絵本です。
    石ころごろごろ~とてもステキです。

    投稿日:2013/07/19

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  • 何が起こった?

    ねずみのティモシーがある朝起きると、姿が変わってしまっていた。このまま、ねずみの中にいるわけにはいかない。そこで、声をかけてくれたのがスピニーだった。そして、なんと『マックマウス』という名前をつけてくれた。ねずみの仲間になるためには、『のねずみめんきょ』を取らないといけない。ねずみだったら簡単なことでも、マックマウスさんの姿ではむずかしいことばかり・・・
    どうなることかと思っていたら、その結末は・・・
    ネズミたちの姿かたちが、なかなかその特徴をよくつかんでいて、愛くるしい姿で表現されていると思いました。背景の手法も、モノトーンで暗い感じがしたもののねずみたちの世界にとても馴染んでいた。

    投稿日:2013/07/10

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  • 人を受け入れる優しさ

    ある日、ハンサムな街ねずみだったティモシーが朝起きると
    みたこともない姿に変わっています。

    この絵本を最初に読んだ時、カフカの変身を思い出しました。
    きっと、人は目覚めたときに別のものに変わってしまったら、
    そこにたたずんでしまうか、逃げ出してしまうのだろうと思います。
    事態に対する驚愕と恐怖
    そして、きっと誰にも受け止めてもらえないだろうという耐えがたい孤独感を抱えて
    逃げ出してしまうのだと

    ところが、とてもねずみとは思えない容姿をしているのに
    ティモシーを怖がらずに、声をかけてくるのねずみたち。

    学生時代にカフカの変身を読んだ時、主人公が家族にすら拒絶されたことに絶望を感じました。そのことを思い出しティモシーはどうなってしまうのかと思いましたが
    人を見た目で判断せずに、人を受け入れる優しさをもつ のねずみたちに、とても感動しました。

    子供が成長していく過程で、公園や学校などで子供の親御さんと接する機会が増えていきます。そんな時は、やはり人を見た目で判断してしまったりしてしまいます。
    見知らぬ人を受け入れられるのねずみたちみたいに、優しくなりたいものです。

    そして最後には、自分自身を受け止め、自分のできることを成し遂げるティモシー

    絶望的な状況から始まり、最後は心温まる終わりが待っています。
    きっと読む度に解釈の変わるお話だと思いますが、
    その時の自分を当てはめて、何度も読みたい絵本です。

    数年後の自分がこの作品を読み、どのように感じるか楽しみです。
    わたしの子供にも何度も読んであげたい絵本です

    投稿日:2011/12/11

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  • 強みそれぞれ

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳、男の子0歳

    まちねずみが変身してしまいのねずみと仲間になるお話です
    仲間になるには試験に合格しなければなりません
    のねずみが得意でなければならない試験は
    ことごとく上手にできません
    でもまちねずみがまちで覚えた強みを生かし仲間をまもり
    晴れてのねずみの試験にも受かり仲間になります

    性別 年齢 出身等々
    安直に差別し排除し寄せ付けないことは簡単です
    でもそれぞれの良さを生かし、共存していくことこそ
    私たちの目指す社会です

    スピニーという小さなねずみが
    マックマウスを仲間に入れるきっかけを作った様子も若者の
    先入観をもたない柔軟性が社会に必要であることを
    考えさせられました

    投稿日:2011/12/03

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  • ティモシーが可愛い!すごくいい子です。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    ベースは「田舎のネズミと町のねずみ」でしょうか?
    でも、レオ=レオニらしくて面白かったです。
    ちょっと擬人化しかけた変なねずみ「マックマウスさん」の形も個性的で好感が持てました。

    マックマウスさんを一生懸命応援している野ねずみのティモシーがすごくいい子で、可愛かったです。
    孤立しているときも、こういう子が一人いるだけで、弱者は心強いんですよね~。
    4,5歳くらいから小学校高学年くらいまでお薦めできそうです。
    絵も大きくはっきりしているので、読み聞かせなどにもお薦めできます。

    投稿日:2011/11/30

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