相変わらずおかしなことがおこるアーミテージ一家です。
一話完結の短編となっていますが、よく聞いていないと展開が突拍子もないので、息子は話がわからなくなることが多くて、何度か読みなおしました。
「王女さまとふしぎな庭」というのが、音楽の先生と王女の悲恋物語で、
めでたく会えるかもしれないと思ったところでのあまりの幕切れにこの二人はこの物語が終わるまでには何とかしてほしいと思いました。
このヨハンセン先生は他にも騒動に巻き込まれるので、この話の中ではとても同情したくなる人物でした。
今回も竜であったり、はめると取れなくなる銀の仮面であったりと、不思議なものも出てくるし、不思議な人物たちも出てくるというおかしな話が多かったです。
表題作の「ゾウになった赤ちゃん」、知らない間にハリエットとマークの下に赤ちゃんが生まれていたんだなと思いました。
アーミテージ一家の話となっていますが、二巻目以降はマークとハリエットが中心になっている場合が多いです。
二巻目を読んだ時にも思ったのですが、イギリスの歴史がわかっているともっと楽しめるかもしれないと思います。
エイキンらしいどこか皮肉でウィットに富んだ話が多い気がします。
小学3、4年以上とありますけれど、高学年でも楽しめるかもしれません。