おんぶはこりごり」 ママの声

おんぶはこりごり 作・絵:アンソニー・ブラウン
訳:藤本 朝巳
出版社:平凡社
税込価格:\1,650
発行日:2005年03月
ISBN:9784582832563
評価スコア 4.54
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みんなの声 総数 38
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  • シュールです

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    最初のページから、なにやらおもしろいことが始まるのだなあという予感がします。絵には立派にポーズをとるお父さんと息子たち。でもお母さんはいなくて、「お母さんはみんなのお世話をしています」という文。家族のなかでのお母さんの立場がこの一言でよくわかります。

    この絵本を読みながら、私は、この世のお母さんがこの絵本を読んで、共感するのか、ただおもしろいなあって思うだけのか、どちらが多いのかなあなんて、考えてしまいました。私はもちろんこの絵本のなかのお母さんに共感し、同情し、という立場でしたけどね!

    お母さんのお仕事って、こんなにたくさんあるのねえって、母親という仕事を客観的にながめてしまいました。がんばっているお母さんとぐうたらな家族。。。この対比があまりにはっきりしていて、お母さんを応援する立場としては、思わず、男衆たちに文句を言いたくなったりして。この本を子どもやお父さんが読むと、また感想が変わってくるのでしょうね。

    アンソニーブラウンの絵が最高におもしろい!話が展開するところからの絵の細工が、笑いのツボをしっかりおさえてくれています。話の状況としては、とても笑えないのだけど、ここまでやっちゃう?って言いたくなるほどの表現方法に感動。世のお母さんの味方をしてくれてるのかなって思ったりもしました。

    最後は、ママにも笑顔がこぼれて。読む側もほっとすることができて、よかったです。

    投稿日:2011/03/10

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  • ドキッとする家族、いませんか

    表紙とタイトルから何だか不穏な空気・・・読んでいくとお父さんと子供達の態度に我が子たちは怒ったり笑ったり。我が家はお父さんがしっかり家事をする人なので、こんなことにはなりませんが、読んでいるご家庭の中にはドキッとしてしまう人もいるのではないでしょうか。最後はちゃんといい方向に向かってよかったです。

    投稿日:2024/11/22

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  • お母さんって大変

    アンソニーブラウンさんのユーモア溢れる物語。
    家事と仕事の両立で大変なお母さん。
    対して、家のことを何もしないお父さんと子供たち。
    ある日、嫌気がさしたお母さんが出ていってしまいます。
    よくありそうな展開なんですが、この物語のキーワードともいえる、豚が効果的に使われていて、なんだか笑ってしまうんです。
    最後はお母さんの笑顔もみられて良かったですし、お母さんって大変!というのを、とても明るく伝えてくれる絵本だなと思います。

    投稿日:2021/05/07

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  • ママの気持ちをユーモラスに代弁

    これまで読んだ絵本で一番好きかも!と
    個人的にはかなりヒットでした。
    家族みんなが当たり前に思って気付かずに過ごしてしまいがちなママの大変さとやり場のない気持ち、それをこんなに面白く絵本にしてくれるなんて最高だと思います。ママとしては面白かったけど、夫や子供達はどういう受け止め方をしているのか気になって聞いてみたら、彼らも面白かったそう。そして、絵本のあと、ママがイライラしていると「ブタさんになっちゃう!!」と言いながら一緒に家事をやってくれたりしています。面と向かって言うと角が立つけれど、こんな素敵な絵本を一緒に読みながら、お互いの気持ちを察するきっかけになるなんて、なかなかイイと思います。絵本中に散りばめられたブタさんの絵が可愛いのと面白いのとがたまらないです。

    投稿日:2021/01/08

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  • おかあさんが共感?

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    おかあさんが共感?しそうな絵本だなーと思いました。
    お父さんに、2人の子どもたちが、おかあさんにお世話されっぱなし。
    このおかあさんは仕事も持っているおかあさんのようですが、彼らは家事を手伝ってくれません。
    おかあさんが家を出てしまい、おかあさんのありがたさを知るお話。
    まあおかあさんだけに言えることではないかもしれませんが、家族が一人いなくなると、やっぱり生活は変わるでしょうねー。

    投稿日:2017/03/01

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  • ユニーク!

    表紙の絵のインパクトで選びました!
    家のことをすべてお母さんにまかせっきりな家庭のストーリー。
    お父さんも子供みたいでどこの家庭にもありそうな光景で、その描きかたがうまいなと思いました。そしてあるとき、お母さんがいなくなるとお父さんも子供たちも豚になってしまいます。
    お母さんがいなくなって荒れ果てた家で最終的には本当の豚のようになってしまうとなんとも暗示的な描写です。
    それからは家族みんなが協力するようになっていてハッピーエンドで胸をなでおろしました。ユニークで面白い本でおすすめです。

    投稿日:2016/01/27

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  • わかるわかる

    私が借りてきた絵本です。このお話、共働きのお母さんならみんな納得のお話です。我が家は今のとこ専業主婦なのですが、こんな私でも気持ちがわかっちゃいました。

    忙しく働いてきて、家に帰れば家事をして。でも旦那や2人の息子からは「ごはんまだ?」など。そんな生活に嫌気がさしてお母さんが家を出ます。そうすると3人の生活はめちゃくちゃ。いなくなってわかるお母さんの大切さ。共働きで、家事も何もかも自分でやって、怒り気味のお母さん。家庭においておいたら家族が危機を感じてちょっとは動くようになるかも。

    投稿日:2013/07/28

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  • ママが本気で怒ったら

    普段、家事に育児にお仕事にと大忙しのママには、痛快で気持ちのよい絵本だと思います。男の人が読んだら、こんなきつい内容に耐えられるかな?(笑)黙々と家事をする顔が見えないママの場面など、怖いですよ。
    でも怖い内容とは別に、アンソニー・ブラウンの遊び心いっぱいの絵は楽しいです。探し絵なんかもできちゃいます。ラストシーンも素敵。
    ちょっと大きくなった子どもたちにもぜひ読んでほしい。生意気な口をきく前に、「ママが本気で怒ったらこわいよ」というところを知ってほしいです。

    投稿日:2013/02/28

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  •  アンソニー・ブラウンさんの画力とユーモアのセンスに傾倒している私ですが、この作品は世の家事に押しつぶされそうな方たちにお薦めしたい作品です。

     「シェイプ・ゲーム」のパロディ化されたシニカルな笑いを誘う作品と同様、この作品もブラウンさんの遊び心満載です。

     表紙絵からも想像できますが、口を開け、ソファーから動きもせず、ただひたすらママの甲斐甲斐しいお世話を受けるパパと息子たち。
     その姿は、そうまさに原題どおり、ブタですね(笑)。

     暗めの色調で、小さなコマ割りで描かれたママの家事の様子と、照明が眩しいくらいのリビングでのパパと息子たちのグタ〜〜〜ッとした様子のコントラストに苦笑い。

     ついにママが、“ぶたさんたちの おせわは もう こりごり”と家出。

     さ〜〜〜、この後は皆さんも想像がつきますよね(笑)。
     読んでのお楽しみという事で。

     あとがきのタイトル(原題)の洒落についてを読み、な〜るほど。
     さらに、パパの影、何気なく飾られてある名画のパロディ化、ママが出て行った後の壁紙やソファーの模様、台所の水道の蛇口、電話機、外の狼の影、などなど、数えが上げたら切りの無いユーモアたっぷりに出現するブタ・ブタ・ブタ・・・。

     家事を一人で背負っている大人の方(お母さんが多いのかな?)たちへ
     読んで笑って、日ごろの憂さを吹き飛ばしましょう。

     そうそう、我が家も少々家事に関する業務分担の再確認をしましょうかね(笑)。

    投稿日:2011/09/20

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  • こんな絵本、初めて読みました(笑)子供も確かに読み聞かせ対象になるけどむしろパパにぜひ読み聞かせたいと思って、パパの居る日に読み聞かせしました。

    タイトルからは、普通に子供をおんぶして腰でもいためてこりごりって言っているのかなと思ったらぜんぜん違う!

    ママはいつもお世話ばかりでお礼も言われない。「ごはんまだー。」というパパの姿がサイズの大きな子どものよう!ある日みんなが帰ってくると「もうブタの世話はこりごり」と置手紙をしてママがいない。そしてみんながママ業の大変さを知る。

    ラストが良かった。

    これは、家事を手伝わせたいときに読んだほうがいいですね。

    投稿日:2011/08/24

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