「やなせたかしメルヘン図書館(3) ラーメンてんし」 ママの声

ラーメンてんし、アンパンマンにも出てたなーと思いました。こちらの本ではラーメンてんしが主役でアンパンマンは出てきません。
ラーメンてんしが作ったラーメンはさぞかしおいしいのでしょうねー。
ライオンでもなんでも一度食べたらラーメンに虜になってしまう！？一度食べてみたいです。

アンパンマンのキャラクターのなかで

ラーメンてんしっていうの、いるけど顔違う気がする。

と思いながら読んでいました。

天使と言われるだけあって、とっても優しい。

みんなのことを思っているキャラクターでした。

途中ででてくるシクシクというキャラクターは

名前の通り泣き虫というか弱虫さん。

このお話にはアンパンマンは一切でてきません。

少しくらいでるかなと期待しましたが、残念。

ラーメンてんしにスポットを当てた作品です。割と地味目のキャラクターなのでどんなお話なのかと思い読みました。身寄りのないシクシクが「ホームレスのおじさんが屋台一つで焼き鳥屋から再出発する感じ」に重なりました。

ラーメンと天使をつなげてしまうって
すごいセンスだなぁ、さすがやなせたかし！！と思った一冊です。
たしかラーメン天使はアンパンマンにも出てきたキャラクターですね。

アンパンマンの歌にも出てくる「ひもじいことは我慢できない」というフレーズ。
ラーメン天使は
おなかがいっぱいなことが何より幸せだったやなせさんの世代しか生み出せない
すてきなキャラクターだとおもいます。

何気ないメルヘンのようで
強いメッセージを感じさせる一冊です。

やなせさんのコーナーに置いてあったアンパンマン以外の本で
最近出されたもののようでした。

人を食べようとした動物にも、
一人ぼっちの男の子も
みんな幸せにしちゃうラーメンってすごく興味があります。
天使だからそんなラーメンを作れるんでしょうか。

アンパンマンが好きだった子供たちは、
読んでみて欲しいです。
優しい気持ちになれるはずです。