しらゆきべにばら」 パパの声

しらゆきべにばら 作:グリム童話
絵:バーバラ・クーニー
訳:鈴木 晶
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,485
発行日:1995年
ISBN:9784593503360
評価スコア 4.46
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  • クーニーさんらしいグリム童話

    グリム童話にもいろいろあって、内容によってぴったりとくる絵と違和感を覚える絵があります。
    その意味ではクーニーさんの選択は『ロバのおうじ』といい、『しらゆきべにばら』といい、選定がクーニーさんの画風にピッタリと合っていて素晴らしいと思います。
    仲の良い姉妹のしらゆきとべにばら。
    優しさと思いやりをもった献身的な姉妹です。
    そんな二人と母親が暮らす貧乏な家をクマが訪ねてきます。
    クマさんは王子様が魔法をかけられて姿を変えていたのです。
    そんなことを知らない二人ですが、このクマは怖くないとわかると家族同然に親しくします。
    話は、季節が変わりクマさんが去って行った後、悪い小人が登場。
    小人を退治すると、魔法が解けてクマは王子様になるのです。

    この本の前にバーナディット・ワッツの『雪ばら紅ばら』を読みました。
    同じ話です。
    ワッツさんの絵もとてもよくて、それぞれの特徴が感じられました。
    ワッツさんはメルヘン、クーニーさんはロマンス。
    ワッツさんのクマはぬいぐるみのような感じ、クーニーさんのクマは本当のクマ。
    ワッツさんの雪ばら紅ばらの姉妹は子どもっぽいけれど、クーニーさんのしらゆきべにばらは思春期の少女。
    ワッツさんの話の方が、王子様と結婚するまでに年月がかかったのだと思います。

    ところで、雪ばらなのかしらゆきなのか、“Snow White”を訳したときにどちらが良いのでしょうか?
    ばら姉妹の方がしっくりくるのですが。

    投稿日:2011/09/16

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