「まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけん」シリーズは、日本を含み7ヶ国語で翻訳され、80万部を超えるベストセラーになっています。
機関車の絵本というと、作品が古いものが多いですが、これは現代の作品です。
作者はイギリスの自然保護区で自然を描くアーティストなのですが、この作品を見るとその背景が充分理解できると思います。
物語は、運転手のダフィが機関車のブレーキをかけ忘れて降りたら、機関車が走り出してしまうところから始まります。
ダフィは、色々な人に助けてもらって追いかけるのですが、回りはどこまでいっても農場が続く田園風景で、その対比も面白いものになっています。
次々に追いかける乗り物をかえていくので、あきることなく読み進めることができますが、絵が詳細すぎるので小さいお子さんだと分かり難い部分があるかも知れません。
逆に、その絵は大人にとっては、じっくりと眺めるだけでも楽しい作品だと思います。
どこかホイチョイプロダクションに似た作風です。
列車が好きな子供にオススメの作品です。