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にんじんのたね」 パパの声

にんじんのたね 作:ルース・クラウス
絵:クロケット・ジョンソン
訳:小塩節
出版社:こぐま社 こぐま社の特集ページがあります!
税込価格:\990
発行日:2008年11月
ISBN:9784772101929
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 26
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  • どんな芽を出すの? 

     野菜の植え付けには、種から育てる方法と苗を植えて育てる方法があります。
     芋類は親芋を植え付けます。
     例えば、だいこんは種から育てますし、キャベツは苗から始めます。エンドウは種からですが、季節によっては日当たりの加減もあって、小さなポットで苗の状態にして植えかえするようなこともあります。
     種の場合、気をつけないといけないのが鳥の攻撃です。土の中に埋めて見えないはずですが、どうしてもほじくりかえされるということがあります。ですから、防虫ネットをかけます。
     また種によっては発芽しない場合もあります。そのため、何粒かを同時に蒔いて、芽が出てきたあとに間引きをしたりします。
    種から始めるのがいいか苗からがいいのか、それぞれの野菜の特性がありますから一概にはいえません。
     ただ、種の場合は土がぽっこり膨らんで、さてさてどんな芽がでてくるのかという楽しみはあります。
     この絵本も、そんな楽しみを描いた作品です。

     なんといっても、クロケット・ジョンソンさんの絵がいいです。特に背景が描かれているわけでもなく、線も色も素朴です。それでも、この絵本の持っている雰囲気がよく伝わってきます。
     男の子がにんじんの種を「ひとつぶ」土にまくところから始まります。この子、勇気があります。「ひとつぶ」だと発芽しない可能性もありますから。お母さんもお父さんもお兄さんも「芽はでないと思うよ」と言いましたが、男の子は毎日水をあげたり草をとったり、しっかり世話をしてあげます。
     でも、なかなか芽は出てきません。
     野菜によっては発芽に時間のかかるものもあります。
     男の子はそれでも待ち続けます。すると、どうでしょう。
     ある日、芽が出て、またたくまに男の背丈以上に育っていきました。
     そして、大きなにんじんが収穫できました。

     たったこれだけの話ですが、この男の子の根気のよさには脱帽です。
     どんなことも、いつか芽がでることがあります。そのことをこの子は教えてくれているのかもしれません。
     これだけ大きなにんじんを、男の子はどんな風に食べるのでしょうか。それを考えるのも楽しい、絵本です。

    投稿日:2015/11/15

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  • 根気よく続けることの大切さ

    「芽は出ないと思うよ」
    みんなはそう言いますが、にんじんの種を大事に育てます。
    信じたことを根気よく続けることの大切さが伝わります。
    内容自体はとてもシンプルで分かりやすいですが、
    もうすぐ3歳の娘に・・というより、大人向けかなと思いました。

    投稿日:2009/11/07

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  • 読み比べると楽しい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    文をルース・クラウスによる1945年の作品。
    渡辺茂男さんが訳し1980年に「ぼくのにんじん」として出版された作品を小塩節さんの訳で、こぐま社から2008年に再度出版されたものです。
    原題は、「The Carrot Seed」

    こちらの方は、原題と同じに訳していることから分かる通り、忠実に訳しているようです。
    読み比べるとこんなにも違うのかと、正直驚きました。

    一番の差異は、「ぼくのにんじん」では、視点がぼくにあったのに対して、「にんじんのたね」では 主人公をにんじんのたねに置いていることです。
    巻末に、この作品を出版するにあたっての思いが綴られているのですが、その背景を知ると絵本の深さに感動せずにいられません。

    「ぼくのたね」の方が、子供には馴染みやすいという感がありますが、何れにせよ、最後までやりぬくことを伝える名作であることに間違いありません。

    絵自体、とてもシンプルで、色合いも黄色を貴重とした落ち着いたものなのですが、心に届く優しさに溢れています。
    文章もとてもリズミカルで読みやすく、60年以上にわたってアメリカで読み続けられるのが頷ける作品だと思います。

    絵本らしい絵本としてオススメです。

    投稿日:2009/08/28

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  • 信じてるっていうことは、つよいものですね

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子13歳、女の子11歳

    家族全員に「めはでない」と何度いわれても、毎日草をとり、水をかけて、にんじんのたねの世話をする男の子がいじらしい。この絵本を読む幼い子どもたちも、男の子の気持ちになって、めよでろ!めよでろ!と思ってしまうことでしょう。
    みんなにでないといわれても、世話をしつづけた男の子の、信じる気持ち。信じてるっていうことは、つよいことですね。
    それにしても、なんでおかあさんもおとうさんも、めはでないって言ったのかな……

    投稿日:2009/03/26

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