「あけて・あけてえほん」シリーズで、れいぞうこが良かったので、続けて読んでみました。
絵本自体がおしいれを模しているのですが、この目の付けどころが最高です。
冷蔵庫は、何となく出てくるアイデアかと思ったのですが、おしいれは、直ぐには思い浮かびません。
これは凄い発想ではないでしょうか?
扉を開けて、
「しきぶとんさーん」
と声をかけると、「はーい」と応えて
「どすん ばさり」
と畳に横たわります。
しきぶとん→まくら→もうふ→かけぶとん
と続き、最後は、ぼくの
「おやすみなさい」
おしいれの光景が、まさにそうと頷きたくなるもの。
ふとん一式達の表情が、実に魅力的なものです。
ボードブックのサイズも、持ち運びできる丁度良いもので、超オススメの作品です。
ふとんをひくのが、楽しくなること受けあいです。
ファーストブックに新たな名作誕生と言いたくなりました。