顔に大きな出来物の出来てしまった藤井輝明さんの実体験でしょう。
容姿の異形はどうしても世間の興味本意の視線にさらされます。
この本から2つの事を学びました。
ひとつは理解ある社会作りです。
障害を理解し受け入れる社会作りの必要が、いかに小さな子どもたちの心を助けてくれるか。ご両親の努力あってこそ得られたものですが、輝明さんの大きな安らぎとなってくれました。
もうひとつは、認めさせる力をつけることです。
成長とともに、生きる社会が拡がっていきます。認めてもらうためには、自信を持てるものを身につけることです。
輝明さんの場合は、音楽であり水泳であり学力だったのです。
同じ人間なのです。
胸を張って生きられる力をつけることの大事さを語ってくれました。
考えたら、みんな同じ人間なのです。
自分たちの弱さに響いてくるものがありました。