サイレンが鳴ったとき子供が「あれはなんの合図?」と聞いてきました。テレビでは多くの人が黙とうをささげていました。これをきっかけに子供は、原爆を知りたがるようになりました。難しいテーマですが、子供の興味を大事にしたいと思いました。司書さんが「小1の子供さんは、ショックを受けるかも」とおっしゃりながらすすめてくれた本です。子どもは絵をじーっと見ていました。私も説明はしませんでした。読み終えて、子どもはひとこと「こわい」と言いました。この本には歴史的なことや科学的な面からも、核のことをくわしく書いてあるので大人にとっても参考になります。広島の空に消えてしまった多くの方々の絵を見ると涙がでてきます。語り部のかたの言葉が心に突き刺さりました。「残酷なものを記憶していると生きていけない」「話せるのは語れる内容だから、つらすぎて語れないことがある」。この本を世界中の子供たちにも読んでもらいたいなと思いました