「ようかいのもり にょろりびようしつ」 なかなかよいと思う みんなの声

ろくろくびが美容室を営んでいます。
ろくろくびが美容師さんだったら、便利なのでしょうか、不便なのでしょうか。
ちょっとした失敗もあったようですね。
いろんな妖怪の、髪型が変わるところが楽しめます。
長谷川あかりさんのくっきりした絵が、効果的です。

毎回、妖怪ならではの遊び心が満載で魅力的な｢ようかいのもり｣シリーズ。今回の舞台の美容室でも、どんなお話になるのか想像がつかないわくわく感で満たされたまま読み進めて行きました。
来店する妖怪たちの希望を叶えるために寄り添いながら接客するろくろっ首さん。お店が大人気なのがうなずけます。登場する妖怪たちの要望がユニークでくすっと笑えたりほっこりしたり、読んでいてとても楽しいです。我が子にはまだ面白さが伝わりきれていないかもしれませんが、妖怪に興味をもつきっかけになっています。将来詳しくなれるかも？！
妖怪の怖さなどはまったく感じさせない可愛いらしい絵も大好きですし、工夫の凝らされた絵の細部までぜひ注目したい絵本です。

妖怪がたくさんでてきておもしろいです。

最初にでてきたおばあさんが

髪の毛がつやつやになっちゃって・・・と

言ったので何がだめなのかな？と思いましたが

理由が分かりました。

おにのこがたくさん出てきていて

美容師さんが首をにょろーんと伸ばして

相手しているのがすごいなと思いました。

くせ毛が嫌で髪をヘアアイロンで伸ばしている自分としては、あえて「パサパサヘアー」にするすなかけばばあにはびっくりしてしまいました。しかし少し前のアイドルの写真を見ると、あえて髪を梳いて毛先をバラバラにするファッションが流行っていたし、やっぱり美意識は集団や時代で変わるものだなと納得しました。
ちなみに、イスに変身したたぬきに座ったオニの子達の髪を切るシーンでは、たぬきのふわふわの体に切った髪の毛が絡まって大変なことになるのでは？と、ついうっかり考えてしてしまいました。

にょろり美容室は美容師さんが一人で、アシスタントもいないので大忙しのようです。
妖怪たちのヘアスタイルにまつわる様々な事情が、興味深かったです。
裏表紙では「ようかいのもりフェスタ」で、みんなが楽しんでいる様子もわかりました。
怖くない妖怪の絵本はいろいろありますが、なかでもとくに可愛いシリーズだと思いました。