名前は知っていましたが、この方の本をきちんと読んだのは初めてかもしれません。
漫画家であり、恐竜研究科でもあるそうです。筆者紹介のところを読むと、いろいろ載っています。どうやらヒサクヒニコさんは、不思議な生き物にとても興味があるようです。
このカッパノ本にしても、いったいどの資料から、ここまでの事を調べ上げたんだろう。
まるで、どこかでカッパ達に独占取材でもさせてもらっているんじゃないだろうかと思うくらい、「カッパの生態」について詳しく描かれています。
この本を読んでいると、「カッパ」という生き物が、ただの昔話に出てくる妖怪の類ではなく、カモノハシみたいな一種独特の変化を遂げた生き物で、絶滅寸前だけどどこかに隠れて住んでいるんじゃないか?と、思えてくるから不思議です。
なかなか楽しめました。不思議なことに興味のあるお子さんなら、小学校低学年からでも、十分に楽しめると思います。