すみれちゃんという女の子、可愛らしいけれど、かぼちゃの割り方はとてもユニークです。子どもらしい発想なのでしょうか?包丁でも歯が立たないとても大きくてかたいかぼちゃ。すみれちゃんはとても力持ちで、そのかぼちゃを放り投げ、見事に割ってくれました。
かぼちゃは、種をまいて、芽が出て、葉が出て、花が咲き、実が出来る。そしてその実がだんだん大きくなって、地面にごろんと転がるかぼちゃ、その大きくて重いかぼちゃの収穫、様々なスイーツに形を変えて・・・というように、その過程がとても絵になると思います。
ニンジン葉もきちんと描かれていて、普段食卓に上る野菜の種・花・葉・実の出来方なども、子どもたちは絵本のストーリーを楽しみながら、同時に知らず知らずの間に、絵本の挿絵から覚えていったりするのだろうと思います。