車掌さんの仕事が詳しく書いてあったあの『いちばんでんしゃのしゃしょうさん』の第2弾が出たと随分前に聞いていたので、図書館で見つけてすぐに借りてきました。今度は、車掌さんの仕事でどんなことが分かるのだろう?と、知識欲みたいな感じで借りてきたのですが.... 今回は、予想に反した話の展開でした。
今回は、お母さんが車掌さんである家族のヒューマンタッチな話でした。保育園に通う長男のぞむ君の目を通して描かれています。子供って、こんなにお母さんが大好きなんだと伝わってくる話で、私は働いていないのですが、なんだか涙がポロっとでてきてしまいました。働くママや共稼ぎのご家庭の応援歌にも感じられる話でした。また、保育園の園児同士での思いやりとか仲間意識とかが、小さいながらに似たような環境もあるのか、素晴らしい関係で、すごいなぁと思いました。また、その園児たちの気持ちを可能な限り汲み取ってあげる保育士さんたちにも感服です。
母親と子供、家族どうし、夫婦、園児同士、園児と保育士さんなど、それぞれの間の絆をとても感じられる素敵な本でした。子供よりも、ママにお勧めな話かもしれません。